立憲民主党は8月10日、国会内で臨時常任幹事会(第55回)を開き、「第26回参議院議員通常選挙総括」(全文は添付参照)を協議し、了承しました。

20220810参議院選挙総括.pdf

20220810参院選総括資料「選挙概要と分析について」.pdf

 冒頭のあいさつで泉健太代表は、本日発表された内閣改造と自民党の役員人事に関して何内閣かと問われたのに対し、「統一教会隠蔽内閣」だということではないかと発言。「大臣を辞めて自民党の役員に行った萩生田氏は統一教会との関係が指摘をされている。山際大臣についても関係性を指摘されながら、同じように留任しております。また寺田総務大臣は、統一教会系の団体に会費を払っていたということも指摘をされている。加藤厚労大臣もしかりで、点検や厳正な見直しをすると言ったにも関わらず、全くできていない。これでは国民の信頼は得られないと思う」と述べ、それぞれの閣僚が明確に旧統一協会との関係を説明すべきだと指摘しました。

 2.報告・承認事項
 逢坂誠二代表代行が(1)旧統一教会及び関連団体との関係についての通達文書(2)「8月3日からの大雨に関する情報連絡室」の設置(3)山形県豪雨被害調査――について報告しました。 西村智奈美幹事長名で党内に発信される旧統一教会及び関連団体との関係に関する党内通達文書では特に、同団体と一切関係を持たないことを宣言する文書であることが確認されました。
<国会対策委員長>
○ 国会対応等について
 馬淵澄夫国対委員長から、憲法53条に基づく臨時国会召集の要求提出に向けて、野党間で調整を行っていることなどが報告されました。<政務調査会長>
 小川淳也政調会長から、党新型コロナウイルス対策本部を週2回していること、国会レポートの準備を進めていること等が報告されました。

<選挙対策委員長>
 大西健介選対委員長は(1)地方自治体議員選挙の結果(2)地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦(3)首長選挙における候補者の推薦――について――報告しました。
1 地方自治体議員選挙の結果について
 【公認】
 〇長野県中川村議会議員選挙(8月7日投開票※) 定数10/立候補者数10
大原 孝芳 (現)(無投票当選 / 5期目)

2 地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦について
 【公認】
○沖縄県宜野湾市議会議員選挙(9月11日投開票)定数26
 座間味 万佳(新  人・47歳 / 元沖縄県女性の翼・OK基金運営委員会委員長)

○青森県青森市議会議員選挙(10月30日投開票)定数32
 奈良 祥孝 (現職8期・62歳 / 青森市議会議員)
 藤田 誠  (現職3期・68歳 / 青森市議会議員)
 蛯名 和子 (現職1期・68歳 / 青森市議会議員)

○青森県十和田市議会議員選挙(12月18日投開票)定数22
 久慈 年和 (現職2期・70歳 / 十和田市議会議員)
 太田 正幸 (新  人・48歳 / 元十和田市職員労働組合中央執行委員長)

 【推薦】
○茨城県笠間市議会議員選挙(選挙期日未定/任期満了日2022年12月23日)定数22
 石松 俊雄 (現職5期・64歳 / 笠間市議会議員)

3 首長選挙における候補者の推薦について  ○和歌山県和歌山市長選挙 (8月21日投開票)
   尾花 正啓 (現職2期・69歳 / 和歌山市長)

○沖縄県宜野湾市長選挙  (9月11日投開票)
   仲西 春雅 (新  人・61歳 / 9・29県民大会決議を実現させる会 会長)

4 2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について
20220810 2023統一地方自治体選挙〖一般市区町村議会〗.pdf

3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
 大西選対委員長は(1)地方自治体議員選挙における候補者の公認(2)首長選挙における候補者の推薦(3)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦――について報告し、協議の結果、議決しました。
1 地方自治体議員選挙における候補者の公認について
 【公認】
○茨城県議会議員選挙(選挙期日未定 / 任期満了日2023年1月7日)筑西市選挙区・定数2
 設楽 詠美子(現職3期・46歳 / 茨城県議会議員)

2 首長選挙における候補者の推薦について
○沖縄県知事選挙 (9月11日投開票)
  玉城 デニー (現職1期・62歳 / 沖縄県知事)

3 2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について
  道府県議会議員選挙(添付参照)

20220810 2023統一地方自治体選挙〖道府県議会〗.pdf
  政令市議会議員選挙(添付参照)

20220810 2023統一地方自治体選挙〖政令市議会〗.pdf


<代表代行>
○ 参議院選挙総括について
 逢坂代表代行は参議院選挙総括の内容について説明。選挙総括では冒頭、「我が党は重大な岐路に立たされている。今後の立憲民主党の進むべき方向性を打ち出していく」と明記しました。

 そのうえで、参院選に勝利できなった要因として(1)党の支持率が低迷したまま選挙戦に突入したこと(2)候補者擁立の遅れ(3)野党間での候補者調整の難航(4)日常的な運動の積み重ね不足(5)選挙公約および政策の浸透不足(6)広報戦略が十分とは言えず、特にSNSなどの活用が不十分だった――などを挙げました。 今後の課題について(1)対立軸を明確にすること(2)既成概念に捉われないコミュニケーションと日常活動の強化(3)党組織の不断の改革――などを列挙しました。(全文は添付参照)
20220810参議院選挙総括.pdf

20220810参院選総括資料「選挙概要と分析について」.pdf