衆院厚生労働委員会は8月19日に閉会中審査を行い、立憲民主党の6番手として山井和則議員が質疑をしました。山井議員は、新型コロナウイルスに感染した患者が病状を報告する情報共有システム「HERSYS」の入力が医療現場の負担を増やしていると指摘し、「感染爆発の今において、全数把握はするべきだが全感染者をHERSYSに入力するのは止めてほしい」と求めました。
山井議員は、HERSYSの入力について「重症者だけはHERSYSに入力するとかに限定してほしい。HERSYSの項目を減らすなど中途半端なことは現場は無理だ、オールオアナッシングと言っている」と医療現場の声を紹介。加藤厚労大臣は、「事務負担の実質的な軽減が求められていることは受け止めたい」と答えました。
また、山井議員は旧統一教会信者の2世が進学できない等、虐待にあたる問題があるにも関わらず、政府が設置した旧統一教会(現:世界平和統一家庭連合)問題を巡る関係省庁連絡会議に厚生労働省が入っていないことを問題視しました。山井議員は、「子どもが勉強できない、あるいは食べさせてもらえない。子どもが困っている、泣いている、子どもの相談窓口が必要だと思う。子どもが法務省に相談行けるかと言ったら行けませんから、子どもの相談窓口を児童相談所なり、厚労省で作ってほしい」と要望しました。