岡田克也幹事長は9月20日、国会内で定例の記者会見を開催。(1)台風14号(2)エリザベス女王の国葬(3)世界宗教者平和会議(WCRP)――等について発言しました。

 岡田幹事長は冒頭、大型で強い台風14号により各地で被害が出ていることに対し、犠牲になられた方へのお悔やみをと、被害に遭われた方へのお見舞いの意を表明。党としては、17日15時5分に対策本部を設置、21日もしくは22日にも政府から説明を聞き全体を把握するとともに、必要があれば被災状況を直接把握し、必要な対策を政府に求めていく考えだと述べました。

 英国のエリザベス女王の国葬が19日、首都ロンドンで執り行われたことを受け、「エリザベス女王のご功績、果たされた役割の大きさ、イギリス国民をはじめ世界中から慕われたお人柄を再認識した。天皇、皇后両陛下にご出席いただき、荘厳な国葬が行われたと思う。イギリスは大事な国であり、皇室間の交流、政府間の交流、さまざまな分野で交流がさらに深まることを期待する」と述べました。

 岡田幹事長はまた、国際活動支援議員懇談会(議員組織)で長らく自民党の谷垣禎一元総裁と長らく共同議長を務めてきたことに触れた上で、21日から23日まで東京で開かれる公益財団法人世界宗教者平和会議(WCRP)が主催する「第1回諸宗教平和円卓会議」の開会式であいさつをする予定だと報告。「(WCRPは)世界の平和を宗教者がそれぞれの立場を超えて実現していく、そのための対話をしていく場だと理解している。今回も世界中、特に紛争地域、ウクライナ、ロシア、エチオピア、ミャンマー、シリアから多くの宗教者が集まり議論することになっている。なるべく会議、食事の場に参加し、対話を行えるように後押しをしていきたい。国際的な紛争における宗教の役割、宗教を理由に国際紛争がより激しくなってしまう面もあるが、同時に宗教者同士がお互い理解を深めることで紛争の解決に向けて力強く歩みだすことも、今までもあった。期待しているところだ」と述べました。