立憲民主党は10月27日、泉「次の内閣」第6回閣議を国会内で開催しました。

 冒頭のあいさつで泉健太代表は、各委員会での質疑に触れ、「国民の皆さんが知りたがっていても隠そうとする自民党議員の疑惑や疑念について、われわれが一つ一つ解き明かしている。本来は自らが説明すべきことだ」と指摘しました。

 政府の経済対策に関しては、「これまでも政府は、補正予算の額だけを膨らませ大量の積み残しや先送りをしてきた。額だけが先走る中身のない予算では、国民の生活は前に進まないことをあらためて強く訴えていく」と決意を述べました。また、与野党協議が行われている悪質献金被害救済法案についても、「先送りや中身の骨抜きは絶対に許してはならない」と語気を強めました。
 
 さらに、「子ども・若者応援本部」(本部長:泉代表)が26日に発足し、第1回目の有識者ヒアリングには自治体議員や総支部長も参加したことを報告し、「今後も可能なものは情報共有やボトムアップに努めたい」と述べました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り


(1)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」、「特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案」、「裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案」、「検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案」、「防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案」について、賛成することが確認された。

(2)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律案」について、賛成することが確認された。

(3)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案」について、賛成することが確認された。

(4)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「競馬法の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが確認された。

(5)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「港湾法の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが確認された。

(6)【報告事項】内閣提出法案(B法案)「ガス事業法及び独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが確認された。

(7)【報告事項】政治改革推進本部より、内閣提出法案「公職選挙法の一部を改正する法律案(区割り改定法案)」について、賛成することとなったことが報告された。

(8)【審査事項】超党派議員立法「国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案」、及び「国会職員の給与等に関する規程及び特定任期付職員の給与の特例に関する規程の一部を改正する規程案」について、賛成することが了承された。

(9)【審査事項】超党派議員立法「離島振興法の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが了承された。

(10)【審査事項】超党派議員立法「令和四年度電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金に係る差押禁止等に関する法律案」について、賛成することが了承された。

(11)【審査事項】超党派議員立法「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法の一部を改正する法律案」について、法案登録することが了承された。

(12)【審査事項】条約「本国とアメリカ合衆国との間の貿易協定を改正する議定書」について、賛成することが了承された。

(13)【審査事項】内閣提出法案「「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律案」に対する修正案の内容が了承された(閣法そのものの賛否は別途判断)。

(14)【審査事項】国会同意人事について、カジノ管理委員会委員については石川恵子氏、北村博文氏の2名、日本放送協会経営委員会委員については水野節子氏について不同意とし、その他同意人事案件については同意することが了承された。

(15)【審査事項】厚生労働部門会議に「最低賃金アップ問題ワーキングチーム」を設置することが了承された。

(16)【審査事項】農林水産部門会議に「新 食料・農業・農村基本法検討ワーキングチーム(仮称)」を設置することが了承された。