岡田克也幹事長は11月15日、国会内で定例の記者会見を開き、(1)岸田総理の外遊(2)旧統一教会問題の被害者救済新法に――等について発言しました。

 総理の外遊について岡田幹事長は、「日韓の首脳会談が3年ぶりに行われたことは有意義なことだ。少なくとも安全保障の問題については、日韓のトップ同士が率直に話し合うことは必要だと、これまでも指摘してきた。今回、日韓の首脳会談が行われたことは非常に良かったことだ」と評価しました。一方で元徴用工問題について、「両首脳が、懸案の早期解決を図る方針で一致した」との報道を受け、「詳細ははっきりしてはいないが、一歩踏み込んだようにも聞こえる。岸田総理が帰国してからよく聞いてみたい」と述べました。

 米中首脳会談が行われたことについて言及した岡田幹事長は、「国のトップが直接会って話をすることは重要なので歓迎したい。日中(首脳会談)もということになっているが、ぜひ胸襟を開いて、両国トップが話をしてもらいたい。習近平政権が3期目に入り、従来の方針に変化が見られるかが注目点だ。詳しい内容は発表されないだろうが、会談の空気みたいなものを、国会質疑などを通じて説明をしてほしい」と、述べました。

 旧統一教会の被害者救済新法について、「今週後半に、6党の幹事長が集まり、政府から法案の概要の説明を受けると、自民党の茂木幹事長は言っている。非常に遅いと思うが、そこで実効性のあるものが出てくるかどうか。中身のないものであれば、岸田総理の『今国会中で』という発言が空振りになる。期待をしつつ待ちたい」と述べました。