立憲民主党SOGIに関するPT(座長:大河原まさこ衆院議員)は11月29日、国会内で会議を開催し、同性婚をめぐる「結婚の自由をすべての人に」訴訟の状況等について、「公益社団法人Marriage For All Japan 結婚の自由をすべての人に」(マリフォー)よりヒアリングを行いました。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、同性間で婚姻できない現行法の違憲性を問う裁判です。合計36名の方々が国を相手に札幌・東京・名古屋・大阪・福岡で裁判を起こし、札幌地裁では昨年3月に現行法を違憲とする判断がされましたが、大阪地裁では今年6月に合憲判決が出ており、次の東京地裁での判決(11月30日言渡し)の内容が注目されています。
この日の会議で、「結婚の自由をすべての人に」東京訴訟弁護団の加藤慶二弁護士からは、これまで札幌・大阪で出された判決の判断枠組みや、訴訟における国の主張の不合理性等について説明がありました。また、同席された原告及び当事者の方々からは、同性同士であるという理由で婚姻が認められないことによって尊厳が傷つけられている実情などの話がありました。
参加議員は、議員立法「婚姻平等法案」(正式名称:民法の一部を改正する法律案)を再提出するなどして婚姻の平等を目指す取り組みを進めていくことを確認し、マリフォーの皆さんから「同性同士の婚姻のための法改正を求める要請書」の手交を受けました。
すべての人の婚姻の自由と権利を実現できるよう、婚姻平等法案をしっかりとすすめていきます。