立憲民主党は2月16日、泉「次の内閣」第18回閣議を国会内で開催しました。
泉代表は冒頭のあいさつで、子ども関連予算を中心とした「家族関係社会支出」について、岸田総理が「GDP比2%をさらに倍増しようと思っている」と15日の衆院予算委で答弁したにもかかわらず、磯崎仁彦官房副長官が16日の記者会見で答弁修正したことに言及。「議事録に残る国会答弁が、いとも簡単に官邸の記者会見でひっくり返る。それなら国会の審議とは何なのか。本当に軽々しい話であり許されない」と批判し、政府・官邸や総理に説明を求めていく考えを示しました。
少子化対策として浮上している「N分N乗方式」については、「一つの考え方ではあるが、再配分として正しい政策なのか、世代ごとに大きな差が出てしまうのではないか、などの懸念はある」としたうえで、「もし取り入れるなら4~5兆円の規模になる。与党・自民党は予算確保を前提に提案しているだろうから、さらなる有効な使い方を立憲民主党が提案し、与党に議論を求めたい」と述べました。一方で、「いい加減な子ども子育て予算の発言が相次いでいるのは、防衛費増額を隠すための子ども子育て政策だからではないか」とも指摘し、疑念を厳しくただし論戦に臨むよう各NC大臣に要請しました。
■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り
(1)【報告事項】国会同意人事の審査を行う部門会議の割り振りが報告された。次の内閣での審査は、3月7日または8日に臨時閣議を開催して決定する予定。
(2)【報告事項】政調勉強会の日程について報告がなされた。
(3)【報告事項】部門会議等での説明者に対する高圧的な言動は慎むよう、注意喚起がなされた。
(4)【審査事項】立憲民主党議員立法「児童手当法の一部を改正する法律案」について、賛成することが了承された。2月20日(月)に衆議院に提出予定。