泉健太代表は4月7日午前、国会内で定例の会見を開きました。
冒頭、泉代表は陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶ったことについて、すべての方の無事を祈るとともに、「一刻も早い捜索救助と原因究明に全力を」と述べました。
■防衛増税に反対
昨日6日に衆院で審議入りした「防衛力強化財源確保法案」に関連し、泉代表は「防衛増税は反対と改めて明確に論陣を張っていきたい」と強調。1兆円もの増税は「与党からも圧縮できる」との声があるが、その手法は「予備費の転用」であるとして、予備費を過剰に積み決算剰余金から防衛費に回すことは「マネーロンダリング」「防衛費ロンダリング」だと批判しました。
■統一教会問題
韓国外務省が公開した外交文書により、創設者の文鮮明氏が約30年前に当時、自民党副総裁であった金丸信氏の便宜で来日していたことが明らかになったことを踏まえ泉代表は、あらためて「自民党と統一教会の根深い関係」を、国政選挙だけでなく地方自治体選挙においても自民党は「統一教会とケジメ」をつけなければならないと指摘しました。
■中国大使の訪問
泉代表は同7日午後に、新たに就任した中国大使が党に表敬訪問すると明らかにし、日本企業の駐在員が拘束されたことに抗議すると表明しました。また、「拘束された理由が不透明で罪状も明らかでない」として、中国で活動する企業にも不安の声があがり、ビジネス活動にも影響が生じるとの認識を示しました。
■補欠選挙 勝利を目指す
また昨日6日に告示された参院大分県選挙区補欠選挙や11日に告示される衆院千葉5区補欠選挙・山口4区補欠選挙について、「公認3人の当選を目指す」と意気込みを語るとともに、「他の補欠選挙についても野党候補の勝利を期待する」と述べました。