岡田克也幹事長6月16日、阿佐ヶ谷駅で東京第8区総支部長でもある吉田はるみ衆院議員らと街頭演説を行い、立憲民主党への支援を訴えました。司会は関口健太郎東京都議会議員が行いました。
吉田衆院議員は2つの有事として「防衛費」と「少子化対策」を挙げ、岸田政権の争点隠しの姿勢を批判しました。防衛費については、4年で43兆円の防衛費の財源を確保することについて、「所得税、法人税、復興特別所得税などからかき集めるスキーム」と指摘し、「なぜ必要なのか、何に使うのか等、何も明らかになっていない。国民に説明すべきだ」と述べました。
出生数80万人を割ったことについて、政府がたてた予想より10年前倒しになったことに関連して、吉田議員は「いくら武装しても、武器を買っても、国の力は人。人に目を向けて本気で取り組まなければならない」と訴えました。「岸田政権の異次元の少子化対策は、いろいろメニューを並べているが、財源は年末まで先送りする。これでどうやって実現するのか」と政府の姿勢を疑問視しました。
吉田議員は「立憲民主党はすべての子どものために教育の無償化を全力で進めていく」「子どもたちのために平和な日本をつないでいく。ここは絶対ぶれない」と強調しました。
岡田克也幹事長は、政府の防衛費増額について、「5年間でなぜ倍増なのかの説明が全くない。4人家族であれば160万円を払うことになる。それだけの負担を国民に課すなら、理由、内訳を説明するのは当たり前」と指摘しました。少子化対策の財源についても「政府は全くいい加減な答弁を繰り返している」「きちんと説明をして国民の理解を得ていくべき」と訴え、立憲民主党は「財源を得て、子ども政策を着実に実現していく」と理解を求めました。