泉健太代表は7月5日、北海道札幌市を訪れ、運輸労連の定期大会に出席しあいさつを行いました。その後、JR札幌駅でJR北海道の綿貫社長らと意見交換をし、北海道新幹線の工事現場を視察しました(写真上は、新幹線延伸の工事現場を視察する泉代表と道下大樹衆院議員)。
JR北海道との意見交換では、JR側から利用状況、経営状況、維持困難線区の状況などについて説明。経営状況については、新型コロナウイルスと燃料費高騰の影響などについて話がありました。
維持困難線区の状況では、赤線区(輸送密度200人未満。鉄道よりも他の交通手段が適しており、利便性・効率性の向上も期待できる線区)でのバス転換の状況について話があり、黄線区(輸送密度200-2000人未満。利用が少なく鉄道を持続的に維持する仕組みの構築が必要な線区)について、維持に向け認知度向上・利用拡大につなげる調査・実証事業により、根本的改善方策の検討を行っている状況について説明がありました。
その後、新幹線札幌延伸に伴う課題として(1)最高速度の制限(2)三線軌道の維持管理――などについて話がありました。
意見交換の後、北海道新幹線の札幌延伸に向け、札幌駅1番線を廃止し、新幹線高架橋を構築している現場を視察しました。
視察後、記者団の取材に応じた泉代表は、北海道新幹線について「今後の北海道の活力、大きな原動力になっていく」と述べた上で、「JR北海道に対する国の支援の継続への支援をしていきたい」と語りました。
また、意見交換でJR側から人材流出の懸念あるとの説明を受けたことから、「働く方々にとっても、魅力を維持できる経営支援を国からも行わなければならない」と述べました。
記者から、次期衆院選の関係で他党との候補者調整について問われると、「解散総選挙が、少し遠のいたことで、各政党がそれぞれの動きを踏まえて、改めて自民党と対峙するために何が最適なのかを考える時期になっている」「立憲民主党としても、もう一度考え直してやり取りをしていく」と述べました。