岡田克也幹事長は7月4日、国会内で記者会見を開き、(1)国民運動局の設置(2)徳永久志議員への対応(3)衆院公認内定(4)過去最高の税収(5)国葬――等について発言しました。
(1)国民運動局の設置
岡田幹事長は、女性キャラバンや農林水産キャラバンなど党内の国民運動的な活動準備が並行して進んでいること等を踏まえ、全体を束ねる組織として幹事長のもとに国民運動局を設置することを報告しました。局長は森本真治組織委員長が兼務します。また、政策調査会の農林水産部門のもとに、座長を田名都匡代参議院幹事長、副座長を徳永エリ農林水産部門長代理、事務局長を石垣のりこ参議院農林水産委員がつとめる「農林水産キャラバン2023」を設置し、全国各地で意見を聞いていく取り組みを開始すると発表しました。
(2)徳永久志議員への対応
徳永久志議員から6月27日に提出され受理せずに預かりになっている離党届について、岡田幹事長は徳永議員からヒアリングをしたが離党理由等は「理解しがたく到底受け入れがたい」ものであったとし、党規約、党倫理規則等違反として、離党届は受理せず、公職の辞任勧告の措置、党除籍を、常任幹事会として党倫理委員会に提起したと説明がありました。「比例なので離党されるのであれば議席を返していただきたい。議員辞職をされるのが筋」だと指摘。今後、倫理委員会で対応を議論することになると述べました。
(3)衆院公認内定
衆院群馬第3区に長谷川嘉一さん、衆院岐阜第5区に眞野哲さん、衆院大阪15区に松浦武志さんが総支部長として公認に内定したと報告しました。
(4)過去最高の税収
3日に財務省が発表した税収が過去最高だったことについて岡田幹事長は、「物価が上がって消費税の税収となっている側面もある」「きちんとした予算の計上がなされす、過大な予算の計上がなされ余ってしまったことも大きな問題。税収が伸びたから剰余金が伸びたという単純な話ではない」等の問題点を指摘しました。
(5)国葬
官房長官が3日の会見で総理大臣経験者の国葬を決定した場合は、事後に国会に報告すると述べたことについて、岡田幹事長は「あれだけの議論が巻き起こったことなのに、閣議決定もせずに単に記者会見で済ませている」点等を指摘し、「政府の文書にもしないという非常におざなりな対応であり、次回国葬の話が出てきた時に、参考にはならない」と述べました。「国葬に関しては法的根拠が必要」との立憲民主党の考えを述べました。