泉健太代表は7月8日、安倍晋三元総理の一周忌の法要に出席した後、記者団からの質問に答えました。

 安倍元総理は選挙の応援中に襲われた。野党党首、政治家として今後有権者とどう向き合っていくのかとの問いに泉代表は、「安倍元総理の事件以降、かなり警備も厳しくなっている。自由な政治活動にもずいぶん制約がかかってきている。警護対象者も含めて自由な政治活動をいかに守るのか」と述べた上で、有権者との触れ合いこそが民主主義の基盤であるとし、「このような犯罪行為は絶対に許されないこと。一つでも安全な社会づくりを目指していく。政治活動の自由というものを確保し、これからも政治家は恐れずに街に立ち、マイクを持ち続けなければいけない」と力強く答えました。

 安倍元総理の印象などを聞かれ、「政策的に対決をした場面は何度もあった。しかし、ウィットの効いたものの言い回しで周りを笑顔にさせる、そういう雰囲気を常に持っていた」と振り返りました。その一方で泉代表は、「大政治家であり大きな足跡を残したが、アベノミクス、ロシア外交や拉致問題というのはまさに積み残しであって、むしろ爪痕、傷跡であるかもしれない。今後、多角的な検証を受けるもの」と指摘。今を生きる政治家が、どう教訓に変えてこの国の発展に繋げていくのか。これが問われていると述べました。