7月15日、都内で開催された日本教職員組合第112回定期大会に泉健太代表が出席し、あいさつを行いました。
泉代表はあいさつにで、「時の政権が何を重視しているか、その考え方は国家予算に表れる」と前置きしたうえで、現在、教育予算や子育て予算の伸びが抑えられている一方で、防衛予算だけが突出して伸びていることを指摘。「現政権は、人を軽視し、子どもたちを後回しにしている」と、政府の教育・子育て政策のあり方を鋭く批判しました。
続いて、日本民主教育政治連盟の会長でもある水岡俊一参院議員があいさつに立ち、教職員の働き方改革の必要性に触れるとともに、政府の「骨太の方針2023」において「経済社会の活力を支える教育・研究活動の推進」とされていることについて、本来であれば「未来を担う子どもたちを育んでいくこと」に焦点を当てるべきなのに、経済的視点を強調することは大きな誤解を生じさせると指摘、本来の教育のあり方を実現するために、日教組の皆さんとともに努力していくと話しました。