東京都杉並区で7月27日、吉田はるみ衆院議員(東京8区総支部長)を中心に、立憲民主党「全国女性キャラバン」街頭演説会が開催され、打越さく良、塩村あやか、水野素子各参院議員、篠原孝衆院議員が応援に駆けつけました。

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 水野議員は、世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数で日本が146カ国中125位と今年さらに後退したことに触れて、家庭や職場で現場を支える女性だからこそ暮らしを守る政策を提案することができる、女性政治家を増やして日本の政治を変えていきたいと訴えました。

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 打越議員は、政治家は24時間365日選挙を考えるべきという人もいるが、その人も誰かに食事を作ってもらっていること、岸田総理も育児は妻に任せきりだったことを挙げ、政治の原点であるべき生活実感が忘れられた国会であってはならないと語りました。

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 塩村議員は、この集会の前に会ったフィリピン大使も、フィリピン大使を紹介してくれた前ベルギー大使も女性で、世界中で政治分野で活躍する女性は増えている一方、日本では参院で2割、衆院では1割しか女性がいない現状を変えなければならないと訴えました。

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 篠原議員は、杉並区で女性区長が誕生し、区議会の半数を女性議員が占めるきっかけとなったのは、衆院選挙で女性である吉田議員が当選したことだと語りました。

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 吉田議員は、現在問題となっている高齢化、孤立、子どもの自殺者の増加、女性高齢者の貧困、経済的に豊かでも人とのつながりを求めている人がいる、これらのソフトな課題に対して「丁寧な政治をしていくのが女性議員らしいのではないか」と女性議員を増やす意義について語りました。さらに自分たち第2次ベビーブーマー世代は年金や介護をあきらめなければならないと言われているが「現状維持ではなく、本気で社会のセーフティネットを張らなければならない。同時に失われた30年を取り戻さなければならない。格差が拡大し、非正規雇用で低賃金、年金・介護の不安で苦しむ方がいる社会構造を本気で変えなければならない」として、「公平で平等で誰もが大切にされる社会」「生活を底上げし、暮らしをよくしていくこと」「孤独・孤立・孤食に対して優しい手を差し伸べていくこと」を杉並から広げていこうと訴えました。

 街頭演説会は関口健太郎都議会議員が司会をつとめ、樋脇岳、安田真理、松本浩一、前山直子、赤坂たまよ、寺田陽香各杉並区議会議員が参加しました。