柏市議会議員選挙(投票日:8月6日)に立候補している、いとう誠、永山ともひと、岡田ちか党公認候補者の応援のため、泉健太代表は8月4日、千葉県柏駅前での「街頭演説会」に参加しました。地元の本庄知史衆院議員や千葉県連代表の奥野総一郎衆院議員も3候補者への支援を訴え、司会は山下洋輔県会議員が務めました。
「演説会」の冒頭、ステージに上った千葉県連代表の奥野衆院議員は、「政治とカネ」の問題で外務政務官を辞任した自民党・秋本真利衆院議員が千葉9区選出で、千葉5区につづいてまたもや「千葉の自民党」議員が不祥事を起こしたことについて、「やっぱり野党がしっかりしないと政権がゆるむ」と強調。だからこそ、「第2自民党の維新」ではなく、政権交代を目指す「しっかりした野党」である立憲民主党の候補者への支持拡大を訴えました。
柏市が地元の千葉8区総支部長である本庄衆院議員も、「10年間の自公政権で国会に緊張感がなくなった」と指摘。その上で、市民の方の話によると「3分の1の市議会議員が寝ている、それは国会議員以上だ」として、柏市議会を「多様な人材で緊張感のある運営」にするために、何としても3人の党公認候補者を当選させてほしいと訴えました。
いとう誠 「スポーツのまち柏に」
いとう候補は、バスケットボールを持ちながらステージに登壇。柏市で生まれ育ち、バスケ部でインターハイに3年連続で出場した経験を踏まえながら、「ボールにはカドがない。私はそういう人間になりたい。柏に足りないもの、それは優しさだ」と涙ながらに訴え、「母子家庭」で育った経験をふり返りつつ、「柏に2カ所しかない」子ども食堂の拡充が必要だと強調しました。
永山ともひと 「ともに歩む、ひとりにさせない。」
本庄衆院議員の元秘書で現在32歳の永山候補は、柏市議会に30代の議員がおらず、ある柏市議が市職員に「ハラスメントをしていた」と報じられたことを踏まえ、市議会の「この状況を変えていく」「新しい風、新しい力を吹き込んで行く」と強調。その上で、自身が「働きながら子育てをし、働きながら介護をしてきた」経験を踏まえ、ヤングケアラーへの支援拡充が必要だと訴えました。
岡田ちか 「あなたのちかくに」
この間、立憲民主党で唯一の柏市議会議員であった岡田候補は、年金・雇用・消費者問題の専門家である「特定社会保険労務士」であることも踏まえ、市の財政には「働く人の処遇改善とそれによる社会保険料の増収という好循環」が必要と強調。また、フランスの「視察」と称してエッフェル塔の前で記念撮影をした自民党の国会議員を念頭に「女性議員の数だけ増やせばいいと思っているわけではない」と述べ、「行政をチェックできる女性議員」を増やすことがこれからの市政には必要だと訴えました。
最後に泉代表がステージに登壇。いとう候補の演説を踏まえながら「ボールにはカドがないだけでなく、ウラオモテもない」として、辞任した秋元外務政務官について「オモテでは風力発電の推進とクリーンな政治をする、ウラでは3000万円ものダーティーなおカネをもらっていた」と指摘。「ウラオモテのない立憲民主党」「権力が暴走しないように、庶民・市民の立場から立憲主義を掲げる立憲民主党の仲間を増やす」ため、3人の柏市議選公認候補者の「全員当選」に向け、更なる支持拡大を熱く訴えました。