千葉県選挙区から立憲民主党公認で立候補した現職の長浜ひろゆき候補は、7月5日、野田佳彦代表らとともにJR松戸駅前で街頭演説を行いました。演説には、田島要、水沼秀幸、安藤じゅん子、本庄知史、伊藤俊介各衆院議員、小西洋之、青木愛両参院議員らも参加しました。
■長浜ひろゆき候補

長浜候補はこの3年間、参院副議長として国会の運営実態を間近で見てきた視点から、今年の通常国会の予算審議における立憲民主党の対応を評価しました。特に、高額療養費の自己負担上限額の引き上げに立憲民主党は反対を表明し、当事者とともに懸命に訴えた結果、引き上げが見送られたことについて、長浜候補は、「高額な薬や治療を必要とする患者にとって、制度の後退は命に関わる問題だ」と述べ、「立憲民主党は本気で国民生活を守ろうとしている」と力を込めました。
また、2013年から2015年にかけて現政権の公約として実施された生活保護費の1割削減について、最近の最高裁判決で「違法」と判断されたことにも言及。「生活保護は恵みではなく、憲法25条に定められた権利だ。政府は専門家の意見も聞かず、一方的に予算を削減してきた。これは民主主義の否定だ」と強く批判しました。
長浜候補は最後に、「支え合いの社会こそが日本の未来を支える。病気や貧困は、誰もが明日は当事者になるかもしれない」「政治の役割は、社会的弱者を救うことにある」と繰り返し訴え、自身への支援を呼びかけました。
■野田佳彦代表

野田代表は、千葉選挙区について「定数3に対し16人が立候補する激戦区だ」と述べました。長浜候補とは1993年に一緒に初当選した同期で、「同志中の同志」だと紹介。野田政権時代には官房副長官や環境大臣を担い、皇室典範特例法の成立にも尽力したとし、「皇位の安定的継承を進めるうえで最も知識と知恵を持つ長浜候補を引き続き国会に送り出してほしい」と呼びかけました。
続けて、ガソリン税の暫定税率についても言及。「暫定という名の税率が51年間も続くのは異常だ」と指摘しました。ガソリン税が道路整備以外にも使える一般財源となっていることについて、「課税根拠がすでに失われている。今こそ廃止するべき」と訴えました。さらに、「ガソリン税の暫定部分を廃止すれば、1リットルあたり25円減、40リットル給油すれば1000円安くなる。これは実感できる物価高対策だ」と強調し、ガソリン税の見直しと立憲民主党への支援を改めて呼びかけました。
