衆院石川3区総支部長の近藤和也衆院議員は8月7日、石川県輪島市での視察後に鳳珠郡能登町で意見交換会を開催し、岡田克也幹事長も参加しました。近藤議員は、地域での交通手段の確保や震災時の空き家による被害対策などについて話しました。
近藤議員は、自身が党の地域公共交通課題検討ワーキングチーム事務局長を務めていることを紹介。地域において高齢化が進み車の運転ができなくなる人が増えていることで、買い物難民、医療難民が増加している状況を指摘し、「地域における交通手段を確保するため、地に足つけた政治をしなければいけない」と述べました。また、能登地方で5月5日に震度6強の地震が起こった際、この地域で空き家が多いことが問題となったことを取り上げました。半壊した家屋の解体費用は補助されないため、空き家に挟まれた家は修理をしても、また地震が来た時に隣の半壊した空き家の影響を受けるかもしれない問題があると説明しました。近藤議員は、今まで災害対策の中で空き家についての文言が一切入っていませんでしたが、国会でこの問題について質疑することで、空き家を災害対策の中の重要な事柄として取りあげられることになったと説明し、「野党でもできることはたくさんある」と強調しました。
岡田幹事長は、岸田政権が防衛費を5年間で43兆円にすることは1人あたり40万円弱の負担となると説明しました。岡田幹事長は、「それだけのご負担をお願いするときに、その理由についてほとんど説明しないのは全く間違っている」と述べ、防衛予算を議論なく決めてしまうのに子ども対策や高齢者対策などには具体的な予算を示さないことに「そういう政治で本当にいいのだろうか」と問題視しました。