泉健太代表は9月15日、米国視察からの帰国後に党本部で記者団からの取材に応じました。
泉代表は、岸田政権の内閣改造にあたって、副大臣、政務官人事で女性議員がゼロであったことについて問われると、「信じられない」と述べ、自民党にそれだけ人材がいないということだと指摘しました。そのうえで、「副大臣、政務官の選出も、近々の総選挙をにらんだ役職のバラマキのように感じるが、女性議員がいないのは本当に今の時代に反する人事だ」と話しました。
臨時国会をどのように戦うかを問われると、「物価高がここまで続くことを政権は想定していなかった」と話し、賃上げの水準が不十分、特にガソリン代、電力料金などは国民が求めるほどの対策になっていないと述べました。少子化対策についても不十分で効果が薄いとし、「自民党の取り組みでは不十分であることを論点に戦っていきたい」と話しました。
今日で立憲民主党が結党し丸3年が経ったことについて受け止めを問われると、「国会議員が130名以上存在していて、統一自治体選も議員の数を増やしている。国政選挙で勝ちたかったところで勝てなかった辛さや悲しさがあるが、自民党に対峙する核を作る役割はあるので、党勢拡大につとめる」と話しました。
岸田政権と対峙(たいじ)していくときに、女性議員を増やすことなど、ジェンダーや多様性を打ち出していくかという質問には、「これまでも行っている」と答えました。先の参院選でも女性の当選者比率が50%を超えたことなどをアピールし、「一般の方と分けて女性を公募するとともに、上乗せ支援策を用意するなどの取り組みを進めたい」と強調しました。