泉健太代表は10月2日、徳島県美馬市切久保で中山間地の農業者を中心とした住民の皆さんとの青空座談会を開催。参加者から中山間地での暮らしの課題について話を聞きました。座談会には、10月5日告示の参院徳島高知選挙区補欠選挙に立候補を予定している広田一さんも同席し、住民と意見交換しました。

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話をする広田一さん(右)

 参加者からは、高齢化や人口減少、農業の担い手不足、耕作放棄地、鳥獣被害など現状の課題が挙げられました。泉代表は、中山間地への交付金の再延長や使い勝手の向上に取り組むことや、所得を安定させるために戸別所得補償制度が必要だといった話をしました。広田さんは、「政治を変えることは、税金の使い方を変えること」だと語り、中山間地を守り、日本が食料を自給できる国づくりが必要だと訴えました。さらに食料・農業・農村基本法が改正されることを踏まえ、今回聞いた意見を反映させていくと語りました。

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 座談会終了後に記者団の取材に応じた泉代表は、今回の目的について、「徳島・高知では第一次産業は非常に重要な役割を担っている」とした上で、「国内の一次産業を大事にすることが求められているが、自民党政権では自給率も上がらなかった。そのことを改めて問い直したい」と語りました。

 中山間地等の人口減少については、自民党政権を中心とした30年で地方から都市部への人口移動が著しいとして、県内でニーズを満たせる高校・大学といった教育機関の設置が必要だと語り、地域で農業・林業で生活できるモデルを政治が示す必要があると指摘しました。

 参院徳島高知選挙区補選の直前での訪問について問われると、「自民党政権では忘れられたともいえる中山間地域に足を運び話を聞くことができたのは意義深かった」と述べ、保守が強いと言われていた地域である一方で「保守が強くてなかなか一般の人々が声を出せない状況の中で地方の衰退がむしろ進んできた」と指摘。県内選出議員のすべてが自民党では代弁することにはならないと述べ、女性や地域で暮らす方、格差で放置されてきた方など、みんなが声を上げてもらいたいと語りました。

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