立憲民主党は11月21日、国会内で第89回常任幹事会を開催しました。
 冒頭であいさつに立った泉健太代表は、自民党5派閥が計4000万円以上のパーティー券収入を収支報告書に記載していなかった問題について、「岸田総理自身も聴取を受けたことを認めている。総理にはしっかり説明してもらわなければならない」と指摘しました。その上で、「政治とカネにおいて、自民党は莫大な資金を集めている一方で、私たちは、資金に大きく依存しなくても一人ひとりの信頼を勝ち取っていくことで、まっとうな政治を目指していく」と決意を述べました。
 政府の経済対策については、「総理の感覚が国民と大きくずれている。物価が上がっているにもかかわらず、来年6月の減税を中心に据えている。危機感がない。円安の放置や、大型の景気対策をすることでかえって物価が上がることの認識が弱い」と指摘しました。
 さらに、旧統一教会の被害者救済のための財産保全については、「与党側が実効性のない法案を出してこようとしている。与党との協議がしっかりなされなくてはならない。維新と協議をし、法案を一本化して、与党と協議を求めていく。教団財産の散逸を許さない。被害者のため、本当の意味での財産保全にしていく」と述べました。


1.報告・承認事項
<幹事長>
 岡田克也幹事長は(1)立憲民主党2024年度定期大会 大会実行委員会の構成(2)藤原規眞総支部長(愛知10区)への対応(3)特別職給与法改正に伴う期末手当増額分への対応――等について報告し、承認されました。
20231121第89回常任幹事会資料 2024年度定期大会 大会実行委員会の構成について.pdf
20231121第89回常任幹事会資料 特別職給与法改正に伴う期末手当の増額分への対応について.pdf

<政務調査会長>
 長妻昭政務調査会長は『次の内閣』閣議(第4041回)審査事項について報告し、承認されました。

<選挙対策委員長>
 大串博志選挙対策委員長は福島県議会議員選挙の結果について報告し、承認されました。
20231121第89回常任幹事会 選挙対策委員会資料_1.pdf

2.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
 大串選対委員長は第50回衆院選挙に向けた候補者の公認内定について提議し、協議のうえで議決しました。衆院群馬県第1区の公認候補に新人の白井桂子さん(看護師)、衆院長崎県第3区の公認候補に元職の末次精一さん(元衆院議員)が内定しました。
20231121第89回常任幹事会 選挙対策委員会資料_2.pdf