立憲民主党島根県総支部連合会代表で元衆院議員の亀井亜紀子さんは1月11日、松江市内で記者会見を開き、4月に予定される細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙に党公認で立候補すると表明。「島根から政治の流れを作る。地元の声、県民の声を伝えるため全力で戦っていく」と決意を述べました。この会見は、9日の党の臨時持ち回り常任幹事会での公認決定を受けて開かれたものです。

 亀井さんは、参院選挙の合区を一例に、自公政権が少子高齢化対策に失敗した現状では、人口の少ない地域の声が中央に届きにくくなっていると指摘。「島根県は長年『自民王国』と言われ、衆参両院とも自民党の男性議員で占められているが、島根県にも多様な声はある。1つの属性である自民党の男性議員があまりに多すぎ、政策に偏りが出て、結果として有効な対策が出てこなかった。多様な声、野党の声、女性の声を反映できる体制にしていきたい。そのために補欠選挙で必ず勝ち上がりたい」と決意を述べました。

 実現を目指す政策として、合区の解消や公共交通の維持、1次産業の担い手確保、子育てしやすい環境づくりなどを挙げ、「持続可能な社会に作りかえていく」と表明。高騰するガソリン価格対策や農業者戸別所得補償制度のあり方などに触れ、「自公政権との大きな違いは予算配分の仕方。業界団体を支援するか、一人ひとりの国民に届けようとするかだ。私たちは立場の弱い人にお金が届く制度に変えていきたい」と力を込めました。

 自民党の派閥が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた問題にも言及し、今回の補欠選挙では「公正な選挙」「お金のかからない政治」を問うていくと宣言。「民主主義の根幹である選挙を公正に行い、女性も野党ももっと多くの人が挑戦できる環境を作りたい。その一歩にしたい」と述べました。

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 記者会見には、県連代表代行の石橋通宏参院議員、白石恵子島根県議(松江選挙区)が同席。石橋議員は県連としてはもちろん、党本部としても極めて重大な選挙だと位置づけ、「民主主義が歪められてきたのではないかということに鑑みれば、日本の民主主義、地方自治を含めて国の在り方を問う重大な補欠選挙になる。島根県1区からまっとうな政治を取り戻す、政治を変えていく流れを作っていく」と述べました。

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