立憲民主党は1月16日、国会内で第92回常任幹事会を開催しました。

 冒頭であいさつに立った泉健太代表は、能登半島地震への対応について、「今もなお安否不明の方いる。亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災者にお見舞いを申し上げ、復興支援にあたりたい。立憲民主党は、発災直後から対策本部を設置し、累次にわたって本部会合を開催している。被災地、被災地域の国会議員、自治体議員、当該県連、専門家、ボランティア団体など、さまざまな方からのヒアリングを経て、5日には31項目の政府申し入れを行った」と述べました。
 さらに、具体的な取り組みとして、近藤和也衆院議員からオンラインでもたらされた要望に基づきトイレトレーラーの派遣を仲介したり、現地にいる地域おこし協力隊員の任期延長を役所に掛け合って、1年延長にめどがつきそうな状況であること、また、被災者支援金を増額するための被災者生活再建支援法改正案を通常国会開会後すぐに提出する準備をしていることを紹介しました。その上で、「現地の状況は、映像以上に過酷な状況。寒さも、においも、感情も、映像から伝わるものではない。被災者の感情にしっかり寄り添って、息の長い支援をしていかなければならない」と語りました。

 自民党派閥の裏金問題については、「絶対に許すわけにはいかない。この機会に、自民党から、派閥の解消を含め裏金文化を一掃させなければならない。裏金疑惑が取りざたされていながら、何の説明もせず、何の処分も受けず、所属したままの議員がいる。自民党にけじめをつけてもらう必要がある。新しい制度論に話をすり替えられても困る。募金活動をしていると、あれだけの裏金を確保しておきながら、能登半島への寄付もしていないという話をよく聞く。われわれも怒りをもって、政治を変えることに一丸となって取り組みたい」と力を込めました。

2.報告・承認事項
<幹事長>
 岡田克也幹事長は(1)令和6年能登半島地震対策木都の設置(2)令和6年能登半島地震被災者支援の募金活動(3)政治改革実行本部の役員構成――等について報告し、承認されました。
20240116第92回常任幹事会提出資料 令和6年能登半島地震対策本部の設置について.pdf
20240116第92回常任幹事会提出資料 政治改革実行本部の役員構成について.pdf

<大会実行委員長>
 2024年度定期大会実行委員長の徳永エリ参院議員は2月4日開催予定の定期大会および関連会議の概要などの準備状況について報告しました。

<政務調査会長>
 長妻昭政務調査会長は「農林漁業再生本部の設置」について報告しました。
20240116第92回常任幹事会提出資料 農林漁業再生本部の設置について.pdf

<組織委員長>
 熊谷裕人組織委員会副委員長は総支部長の異動について添付の通り報告しました。
20240116_第92回常任幹事会_組織委員会報告.pdf

3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
 大串博志選挙対策委員長は(1)第50回衆議院選挙に向けた候補者の公認内定(2)沖縄県議会議員選挙に向けた推薦――等について提起し、協議の結果議決しました。衆院神奈川県第10区の公認候補に新人の鈴木光貴さん、衆院神奈川県第18区の公認候補に新人の宗野創さん、衆院神奈川県第19区の公認候補に新人の佐藤喬さんが内定しました。
20240116第92回常任幹事会 選挙対策委員会提出資料.pdf