岡田克也幹事長は3月12日、国会内で記者会見を開き、常任幹事会で了承された「安定的な皇位継承に関する検討委員会」の論点整理について発言しました。

 岡田幹事長は、論点整理について「1つの特徴は、女性宮家の創設についても論点整理したこと。退位特例法(天皇の退位等に関する皇室典範特例法)の附帯決議では明記されていた論点だが、政府の有識者会議ではスキップされているような状態。附帯決議は全党一致でつけたので重いもの。附帯決議に基づいて女性宮家の創設等さまざまな論点を整理をした」と説明しました。

 今後の運びについて、岡田幹事長は「これから衆参両院で議論される際の、わが党のスタンス、考え方をまとめたもの。結論をはっきりと出していないとろもある。こういうところはしっかり議論すべきというのはまとめた。わが党として国会の議論に取り組んでいきたい」と述べました。



岡田克也幹事長記者会見

2024年3月12日(火)15時44分~16時06分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/ZZ2kbzVrFXQ


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第96回常任幹事会を開催

【幹事長】
 私からは、まず、先ほど終了しました常任幹事会のご報告、2点あります。
 第1点は、2024年度の党員・サポーターの登録について、私と組織委員長の名前で各県連その他に通知をいたしました。昨年度も目標数値は設定したのですが、未達の県連などもありましたので、ことしはしっかり集めてくださいと、各県連の責任で集めてくださいということを改めて申し上げたところであります。
 その各県連で集めなければならない人数の積算についても明示をして、15年以上在職経験のある国会議員については、従来は400名だったのですが、500名。それ以外の国会議員は400名のまま。県議や政令指定都市の市議は50とか、地方議員の皆さんについてもそれぞれ目標の数値を示しまして、それを足し合わせた数が各都道府県連の数字になるということであります。
 ことしは少し厳しく、ノルマを果たしていただきたいと思い、そのことも確認させていただきました。
 もう一点は、安定的な皇位継承に関する検討委員会、論点整理であります。先ほど、野田さん、委員長ですね、それから馬淵さんにも来ていただいて説明をいただきました。2回にわたって全議員参加可能な形での総会も行われ、活発な意見交換がなされましたが、最終的に一任を受けてまとめられた論点整理が説明されました。
 (常幹では)特に意見は出ませんでした。もう十分議論しておりますので、それがそのまま承認されたということであります。
 詳細はまた、馬淵さん、野田さんにお聞きいただきたいと思いますが、一つの特徴は、「女性宮家の創設等」についても論点整理をしたということです。これは退位特例法に対する附帯決議の中では明記されていた論点ですが、政府のまとめた有識者会議(報告書)の中では、いわばスキップされているような状態であります。附帯決議は全党一致でつけた附帯決議でありますので、非常に重いものであります。したがって、その附帯決議に基づいて「女性宮家の創設等」「旧11宮家男系男子から養子を迎える案」双方についてさまざまな論点を整理したということであります。
 額賀議長、海江田副議長のほうから、立憲民主党の考え方はどうなっているのかというお問い合わせを受けて、この委員会が設けられ、議論を尽くしてきたところでありますので、これから衆参両院において議論をする際の我が党のスタンス、考え方をまとめたものであります。結論をはっきりと出していないところもあります。こういうところについて議論すべきだということはしっかりとまとめましたので、これを基にして国会における議論、我が党として取り組んでいきたいと考えているところであります。


■質疑

○安定的な皇位継承 論点整理について

【共同通信】
 今お話があった皇位継承についての論点整理だが、議長・副議長から立憲の考え方をというところがあったことに対して、今後、考えの提出など、議会に対して何かしらの提出などされるご予定はあるか。

【幹事長】
 その点は、おそらく議長・副議長のほうから何らかのお話があるのだろうと思っています。我が党だけのことではないので、他党も含めてお問い合わせなどがあり、何らかの、どういう形で議論していくかということも含めて、これから議論されることになると思います。

○梅谷議員について

【産経新聞】
 梅谷守衆院議員が日本酒を配布していた問題について伺いたい。2月20日の会見で岡田幹事長は、事実関係を把握して、その上でどういうふうに対応するか考えていきたいと述べられたが、現在事実関係の把握のための調査の進捗状況について教えていただきたい。あわせて、派閥と金の問題に関して、自民党の問題との根深さは異なるが、自民党に対する追及の説得力が失われかねない。今後の説明責任の果たし方についてもお聞きしたい。

【幹事長】
 まだ事実関係について本人から最終的な結果も聞いておりません。もう少し時間がかかるのかなと思っております。
 最終的には、結果が出れば、党としての対応も含めてきちんと結論を出したいと思っております。

【産経新聞】
 いつまでにといった時期のめどみたいなものはあるか。

【幹事長】
 それは本人がさまざま記憶を思い返したり整理をしておりますので、特にいつまでと私から時期を区切っていることはございません。

【新潟日報】
 関連して伺いたい。梅谷守衆議院議員の日本酒の問題に関連して、以前こちらの会見でも伺った、一部報道で選挙区内の町内会の会合で祝儀として現金を渡したのではないかという疑惑が報じられている。この件についても党のほうで調査をされるということだったが、その進捗も伺いたい。

【幹事長】
 全体を含めて、梅谷議員のほうからの報告を待っている状態です。

【新潟日報】
 確認だが、党による幹事長預かりのこの調査というのは、具体的には、今、梅谷議員本人が何か情報をまとめている状況という理解でよろしいか。

【幹事長】
 基本的にはそう考えていただけたらと思います。

○裏金問題 政倫審めぐる対応について

【NHK】
 話変わって政倫審のことになるが、きょう参議院の政倫審で3名の方が実際に申出をした。この3名ということについてのご見解、受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 我々31名(の自民議員の出席)を求めております。その3名というのは、その第1弾ということではないかと思います。それで終わる話ではないと考えています。

【NHK】
 同じく政倫審、衆議院のほうになるが、下村さんが、先ほど筆頭間協議で、与党の筆頭が手続についてサポートしていくということだった。見通しが立ったというふうに寺田さんはおっしゃっていたが、こうした状況、ちょっと進捗が見られることについてどうお感じか。

【幹事長】
 下村さんは非常に重要な人物ですので、そこの見通しが立ちつつあることは評価できると思います。
 ただ、なぜ1人なのかという疑問は残りますね。我々51名求めているわけですが、6名の後、なぜ1名なのか。非常に、予算が通った後、総理の姿勢自身も後退しているのではないかというふうに見えてしまいます。それで通るはずはないということがなぜおわかりにならないのかと、首をかしげているところです。

○衆院解散めぐる発言について

【共同通信】
 2点伺いたい。まず1点目。最近、衆議院解散について与野党からの発言が相次いでおり、先日は公明党の幹事長から秋頃ではないかという発言があったり、きょうは維新の馬場さんが党の会合で、追い込まれ解散や破れかぶれ解散に持っていくことが大事だと、そういったことを話された。幹事長はかねてから今国会中というふうにおっしゃっているが、それについて改めて伺いたいのと、なるべく早い解散を求めるかどうか、その辺りはいかがでしょうか。

【幹事長】
 私が申し上げているのは、野党としての心構え、野党幹事長としての心構えを申し上げているわけです。間に合わなかったでは済みませんので、やはり早い段階で、あり得る早い段階に備えるというのが鉄則だと思います。そういう意味では、やはりこの国会中に解散がある可能性が高いというふうに思ってさまざまな準備をしているところです。
 公明党の石井幹事長でしたかね、発言はちょっと私は驚きをもって聞きました。何か顔が替わったほうが戦いやすいみたいな、そういう言い方で、総裁選の後がいいみたいなことを言っていたやに私は理解したのですが、ということは、総裁選挙で岸田さんが出ないか敗れることを前提に与党幹事長が発言をしているという、随分大胆な発言をしておられるなと思いました。

【共同通信】
 幹事長としては、いつあってもいいようにということだったが、なるべく早いほうが望ましいということか。

【幹事長】
 それはわかりません。我々は選べませんので、やはり早いタイミングに合わせて準備をしなければならないと思っています。

○ガソリン価格を値下げするための法案について

【共同通信】
 もう一点だが、きょう国民民主党の玉木代表が会見で、いわゆるトリガー条項の凍結解除に関する法案をまとめたと発表された。立憲民主党や維新にも共同提出を目指したいと、そういった考えを示されたが、今後の対応としてはいかがか。

【幹事長】
 中身をしっかり議論すべきだと思います。
 我々の案と考え方の違うところは、暫定税率を廃止するというのが国民民主党の考え方だったのではないかと思います。我々はそれは言っていないので、トリガー条項を発動して暫定税率を停止すると、要件に合う範囲においてですね、ということを言っていて、暫定税率そのものをなくすというところまでは言っていないのですね。
 だから、そういったところについて、それは更に先の話なのですが、どうするのかというようなことも含めて協議しなければいけないと思っています。

【共同通信】
 国民民主党は先日まで自民党・公明党との協議というのを続けてきて、それをちょっと打ち切った形で、今度は野党の立憲民主党・維新のほうと協力してやっていこうという方針転換をされたと思うが、この点に関してはいかがか。

【幹事長】
 「方針転換」という言葉は、ちょっと私は慎重に使わなければいけない言葉なので、その質問にはなかなかお答えしにくいのですが、それはちょっと横に置くとすると、今のそのガソリン価格の高騰に対してしっかり対応しなければいけないと。そのために暫定税率を停止するということは我々も言っていることなので、しかも、それは(補助金が切れる)4月末という期限もだんだん迫ってきますから、大きな方向性としては一致しているので、協議していくべき話ではないかと思っています。

【共同通信】
 協議が整えば共同提出も可能性は残されているということか。

【幹事長】
 協議が整えば、もちろん共同提出することはやぶさかではありません。先ほど言ったような点について、しっかりと話合いをすることが大事ではないかと思います。

○自民青年局の懇親会問題について

【時事通信】
 自民党青年局の会合について伺いたい。関西での会合で、露出度の高い衣装をまとった女性ダンサーが青年局の会合に招かれ、自民党青年局長の辞任や県議の離党など、かなり混乱が見られているが、この一連の問題の受け止めと、自民党側に求める対応について見解を伺いたい。

【幹事長】
 あきれて何か物が言えないような感じですね。一体、懇親会とはいえ党の行事、何を考えているのかと思います。国会議員も、青年局長、それから中曽根さんもおられたと思うので、なぜ止めなかったのかというのも首をかしげているところです。それだけ、おごりなのか何なのかわかりませんが、長年のいろいろなものが、うみが出てきた感じかなというふうに思っています。

○衆院補選に向けた取組について

【読売新聞】
 国民民主党の玉木代表が会見で、衆議院の補選の島根と長崎については、以前もお話しされていたが、県連単位で立民の候補を支援していくという話がきょうの会見でもあった。まず、その受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 大変ありがたいことで、感謝したいと思います。

【読売新聞】
 東京のほうは、立憲としては勝てる候補をなるべく早く立てたいというふうにずっとおっしゃっていて、国民のほうは候補者を降ろされていて、現状、決まっていれば発表いただけるとは思うが、立民の方針が変わりがないのかということと、候補者の、なるべく一本化したほうがいいとは思うが、そちらの考えについて改めてお聞きしたい。

【幹事長】
 候補者、もう維新は既に出ていますので、それを今から調整するのは簡単なことではないと思います。それ以外、なるべく一本化できれば望ましいと思いますが、いずれにしろ具体的な候補者が見えてこないと何とも言えない状態ですね。その作業を急ぎたいと思います。

○次期衆院総選挙に向けた取組について

【「FACTA」】
 候補者が175人まで来て、81人の新人のうち3割が女性だが、ここへ来て少し支持率も上がってきて、辻元さんや蓮舫さんの活躍もあって、ちょっと女性の候補が増えるのではないかというか、そういう期待感が出ていると思うが、200という一つの公約。これについては幹事長は今どんなふうな、少し候補者が増えてきたという、全く見えないとおっしゃったが、その感触を伺いたい。

【幹事長】
 180くらいまではもう数えられます。その後も、要するにレベルを問わなければ出すのは難しいことではないのですね。でも、やはりこういう状況の中で、勝てる可能性のある人。なるべくそこにこだわりたいと思いますので、いろいろな作業はやっていますが、まだ170人台という状況です。

○政治改革の議論について

【「FACTA」】
 そろそろ、やはり資金法の改正とか、野党がどういう案をやって、国会全体としてどうするかという問題にやはり野党第1党は踏み出していっていただきたいという国民も多いと思う。公明党の提案というのはかなりいい線いっているのではないかと、たぶん幹事長も思っていると思うが、その公明党の案にある程度乗っかってくような形での政治改革というようなことは。結局人数が少ないわけだから、やはり野党としても何か技を使わないと。与党の一部からそういう提案が出ていて、その中には連座制とか、野党とほとんど一緒の案だが、そういう意味で公明党の案は改めてこういう段階になって今どういう評価になっているのか伺いたい。

【幹事長】
 公明党さんの案が踏み込んだものかどうかというのは、ちょっと私はわかりません。我々の提案との間にずれもあります。
 私たちの考えはもう既にまとめたものがありますので、それをベースに、他の野党とも協議をしていきたいと考えています。結果的に公明党さんと同じであれば、それは当然共闘はできるわけです。

【「FACTA」】
 もちろん公明党と全く一緒だとは思っていないが、パーティー券のところの5万円というか、そこは立憲はゼロ、なしということなのかもしれないが、ほとんどあまり変わらないように私には見える。結構公明党との距離があると、立憲の今の案と大きな差があるというご認識なのか。パーティー券のところ以外はそんなに大きな違いがないというのが普通の読み方だと思うが、パーティー券5万円というのもかなり大胆な提案だと思うが、その辺はどうご覧になっているか。

【幹事長】
 我々はパーティーそのものを否定しております。
 それから、企業・団体献金も禁止ということで、そこは公明党とはかなり違うのではないかと思います。
 監査法人による監査の対象として支出だけではなく収入も加えるということも、私、非常に大きなことだと思っているのですが、公明党さんの案にはそれは入っていないのではないかと思うのですね。
 ですから、かなり違うところはたくさんあります。むしろ、やはり野党の間で、なるべく共通のところはまとめていくという作業が先なんだと思っています。