3つの衆院補欠選挙の投開票が4月28日に行われ、東京15区は酒井なつみ候補、島根1区は亀井亜紀子候補、長崎3区は山田勝彦候補と、いずれも立憲民主党の公認候補の当選が確実となりました。これを受けて、泉健太代表が党本部で会見を開きました。
泉代表は、「午後8時ちょうどをもって3つの選挙区の当選確実の報が流れた。完勝したことについて皆さまに感謝を申し上げたい」とまず感謝の意を表明しました。
その上で、「今回はあらためて政治改革を占う選挙戦だった。自民党の裏金問題発覚以降、彼らの真相究明はおぼつかないし、処分は中途半端。岸田総理も処分を受けない。加えて、選挙期間中に出てきた自民党の政治改革案は全くの期待外れ。総理が焦って中身のない独自案を出してきたことはマイナスに働いた」と選挙戦を振り返りました。
自民党の政治改革案については、「今回出した案では国民の信任は得られない。出し直しをしてもらいたい。今のままでは話にならない。立憲民主党案を真摯に受け止めて、ゴールデンウィークも政治改革のための時間をつくって、ゴールデンウィーク明けからの審議に臨むべき」と注文を付けました。
今後について泉代表は、「今回は3つの選挙区での勝利だが、全国でも意思表示をしたい人はたくさんいる。自民党の政治改革案が進まないようであれば、国民の信を問わねばならない。次の総選挙は、中途半端な状態に置かれている政治改革の白黒をはっきりつける戦いになる。われわれは早期の総選挙を求めていきたい」と力を込めました。