泉健太代表は6月9日、山口県周南市を訪れ、中須北地区の棚田を視察。その後、県連主催の時局講演会で講演し、県連定期大会に出席しました。
中須北地区の棚田は、「やまぐちの棚田20選」にも選ばれています。「棚田清流の会」の前会長の佐伯さんの案内で棚田を視察。その後、棚田清流の会のメンバーと意見交換を行いました。棚田清流の会は、2001年に発足。それまで高齢化や担い手不足、耕作放棄地など地域の課題を考えるためワークショップなどを行ってきた団体を母体として、実践に移る際に活動を開始。全戸・全員加入という他の地域にはない特徴を持っています。
現在、農業体験の交流会やフォトコンテストなどの活動のほか、棚田の魅力を幅広く知ってもらおうと棚田サポーターズクラブを発足させました。メンバーからは、現在の活動の説明、現状の課題などの話があり、終始和やかな雰囲気で意見交換が行われました。
意見交換後、記者団の取材に応じた泉代表は、「全国各地の中山間地の集落の方と意見交換を続けているが、ここも人口減少、高齢化が深刻な問題とは言いながらも、非常に皆さんが元気に、活力を持って、また将来に希望を持って取り組んでおられるという感じを受けた」と語り、新たな移住・定住がより行われやすくするために、農地法や、集落維持のインフラの問題などさまざまな課題をいただいたので「寄り添って解決していけるよう取り組んでいきたい」と述べました。
視察には、2区総支部長の平岡秀夫総支部部長、県連代表の小田村克彦県議、県連幹事の戸倉多香子・元県議も同席しました。
時局講演会で泉代表は、自民党の裏金問題と政治改革法案に関連し、自民党総裁でもある岸田総理が裏金問題の処分の対象から外れた際に、「最終的には国民、党員に判断してもらう」と述べたことに触れ、「そうしたら、選挙で判断するしかない。だから4月28日の補選で『長崎の皆さん、島根の皆さん、東京の皆さん、総理が判断いただきたいと言っているので判断しましょう』と言って選挙戦に入った。明快に答えが出たのではないか。答えが出たが岸田総理は全然反省していない。すごい鈍感力。それで出てきているのが今の自民党の政治改革案だ」と厳しく指摘しました。
県連大会では、2023年度の活動、会計決算、監査の報告が行われ、2024年度活動方針、予算が承認され、役員が選出されました。その後、坂本史子1区総支部部長、平岡秀夫2区総支部部長があいさつをおこない、最後にガンバロー三唱で閉じました。