「これまでとは少し違うことをやってみよう」。5月18日に開催された「つながるライブ〜うごかせ!未来」は、立憲民主党兵庫県連代表の井坂信彦衆議院議員のそんな声がけから始まりました。
兵庫県連では、毎年「つながるフェス」というイベントを開催してきました。目的は、党員・パートナーズの方々の横のつながりをつくるとともに、党員・パートナーズをはじめとして県連の活動に協力や関心をもってくださる方々と、党や県連所属議員とのつながりを深め、ご意見を活動や政策に反映すること。そのために例年、党幹部の議員や専門家による講演会を開催し、意見交換をするという内容でイベントを開催してきました。一方、今年は新しい方々とのつながりをつくり、楽しさを重視したイベントを開催したいという思いを起点に、どのようなイベントにするか、兵庫県連のつながる本部委員で話し合いました。
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このように始まったのが、“未来世代である若者が主役の、気軽に多様な声を発信・共有しあう交流イベント”としての「つながるライブ」です。若者の声を聞きたい、もっと良い未来に向けて若者の活動を後押ししたいという思いを込めて、社会課題に取り組む若者団体が分野を超えてつながる場をつくることを目指しました。企画・運営に全面的に協力を得たのは、兵庫県でも立ち上がったばかりの立憲学生チームです。立憲学生チームのメンバーと何度も打ち合わせを繰り返し、当日までの準備を進めました。そして、関西地域で活動する多くの若者団体に声がけをして参加者を募りました。
こうして迎えたライブ当日には、趣旨に賛同いただいた合計21団体63人、一般観覧の方も含めると105人の方々にご参加いただきました。参加団体の活動は、人権、子ども、街づくり、国際協力、環境など多様なテーマにわたり、それぞれの団体で活動するの方々が活発な交流を行いました。
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当日実施したプログラムは大きく3つに分かれます。まずは参加団体による活動紹介のプレゼンテーションです。それぞれの活動を取り巻く社会状況や今後の展望についての充実した発表が行われました。また、ゲスト参加者として石川県七尾市からお越しいただいた中村斗星さんからは、避難所から発信してきた活動や現在の被災地の状況について報告がありました。また、立憲学生チームも一つの団体として若者の政治参加について発表を行いました。
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2つ目はトークセッションです。「未来を動かす運動とは?」をテーマに、特別ゲストによるトークと会場との質疑を行いました。オンラインで出演いただいたのは、漫画家の瀧波ユカリさんとNext Commons Lab代表理事の林篤志さんです。瀧波さんからは、ご自身の表現活動を通じて実感されているDVの状況を中心に、痛みを感じている人と社会システムに対してどのように行動していったら良いかについて、林篤志さんからは、地域資源とデジタル技術を活かして地方の活性化を進める新しい取り組みについてお話しいただき、質疑応答を通じて、参加者へのエンパワメントとなるメッセージをいただきました。
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3つ目の交流タイムでは、参加団体に事前にアンケートで伺った課題をトークテーマとして、さまざまな団体の方々が混ざり合ってテーブルごとに意見交換を行いました。活動の担い手の不足や持続的な運営まで、共通の課題は多く、それぞれのテーブルで盛り上がりました。
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また、音楽も場づくりには欠かせません。琉鼓会によるオープニング演奏に始まり、交流タイムやフリータイムでは、Hot Spotという参加団体の代表でもあるDJ ZAKIによる音楽が会場を盛り上げました。イベントが実施された会場は、三宮にあるライブイベントホール「月世界」。昭和に多様な文化を発信してきた元キャバレーです。その会場を生かして、音楽とドリンクを楽しみながら、それぞれのテーブルを参加団体ごとにブースとして活用して交流をしました。また、立憲民主党ブースも設け、参加した議員は多様な若者の声を聞くべく各テーブルを回りました。
「つながるライブ」は、兵庫県連がプラットフォームとして場を提供しようという初めての試みです。運営上の反省点は多かったものの、参加いただいた方々からは「同世代の人たちといい議論ができた」「自分たちの活動の参考になった」との声が聞かれました。
私たちが生きる社会は多くの課題で溢れていますが、それらに対して活動する若い人々がいます。大きな壁にぶつかったときに、それを乗り越えていく力になるのは横のつながりです。このイベントを通じて「どのような未来をつくりたいか、どのように変化を起こしていくか」を共に考えることは、立憲民主党に集う私たちとしても「政治からできることは何か」を実感する機会になりました。
次はアフターイベントで、今後に向けた交流と議員との意見交換を予定しています。これからもつながりを深めていくことが、もっとよい未来に向けた道へとつながるでしょう。
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