立憲民主党ジェンダー平等推進本部は11月13日、国会内において第50回衆院総選挙後初となる総会を開催しました。今回の衆院総選挙で女性当選者は過去最多の73人となり、立憲民主党からは各党の中で最多の30人が当選しました。総会には新人・元職女性議員の他、男性議員も含め多くの衆参議員が出席し、会場は大変な熱気に包まれました。
あいさつに立った辻元清美ジェンダー平等推進本部長は冒頭、「立憲民主党は参議院では女性議員が4割を超え、衆議院と合わせると約25%が女性議員だ。来年の参議院選挙では女性議員をさらにどんと増やし、衆院で3割、参院で5割に近づけていくために皆さんと力を合わせていきたい」と出席者に呼びかけました。
その上で、今日の総会テーマは「選択的夫婦別姓法案」だと述べ、野党はこれまで同法案を衆院で9回、参院では15回も提出してきたことを紹介し、これをすべて廃案にしてきた自民党を強く批判しました。辻元議員はまた、先に国連女性差別撤廃委員会が日本政府に対しあらためて選択的夫婦別姓の導入を勧告したこと、国内でも日本経団連など多くの団体・個人が同制度の導入を求めていること、そして超党派で制度導入を求める動きが加速していることなどをあげ、「立憲民主党がリーダーシップをとって超党派の賛同を得て速やかに選択的夫婦別姓導入のための民法改正案を提出できるようにしていきたい」と述べ、「同法の制定をジェンダー平等推進本部の一番の目標にする」と力を込めました。
総会ではこの後、新人・元職女性議員の決意表明や推進本部役員の紹介があり、党をあげてジェンダー平等を推し進めていくことを確認して閉会しました。この日の司会進行は、岡本あき子ジェンダー平等推進本部事務局長が務めました。