選択的夫婦別姓導入をめざす市民団体の主催による緊急集会が6月5日、議員会館で開催され、立憲民主党からも多くの議員が参加しました。主催した「一般社団法人あすには」は選択的夫婦別姓をはじめとするジェンダー平等社会の実現に取り組む団体で、この日の集会には日弁連や経団連からも担当者が参加、法案を提出した野党三党(立憲民主党・国民民主党・日本維新の会)の担当議員とのあいだで活発な意見交換が行われました。

立憲民主党を代表してマイクを握った鎌田さゆり衆院議員(法務委員会理事)は「夫婦同姓しか認めないというのは不寛容のひとこと。国連女性差別撤廃委員会から4度も勧告を受けており、立憲民主党案は自民党政権の下ではいつまで経ってもジェンダー平等は実現しないという強い思いを込めた法案だ」と述べました。そして、「私たちはあくまで今国会で選択的夫婦別姓制度の導入、法案の成立をめざすことをあきらめてはいない」と力強く語りました。
ビデオメッセージであいさつを行った辻元清美代表代行(党選択的夫婦別姓実現本部長)は、「28年ぶりに衆議院での審議がスタートした。本当に感無量だ」と述べました。そして「ここまでこれたのも多くの当事者の運動の成果であり、国会の内外で力を合わせてきたからだ。ここからが勝負。与野党関係なく党派を超えた皆さんでしっかりと成立に向けて歩んでいきたい」と決意を語りました。
集会には立憲民主党から桜井周、吉田はるみ、篠田奈保子、柴田勝之、松下玲子の各衆院議員、打越さく良参院議員(ネクスト法務大臣)が参加しました。
