立憲民主党は24日、第8回目の常任幹事会を国会内で開催しました。
冒頭、枝野幸男代表は「桜を見る会」の前夜祭をめぐる問題で、会場費の領収書の内容から安倍前総理大臣側が少なくとも800万円以上を負担していことが明らかになったと報じられていることに触れ、「この週末、安倍前総理の国会での1年にわたり、繰り返しの虚偽答弁ということが報じられている。時の総理大臣、内閣、行政府による国会の審議権の侵害だと言わざるを得ない。これは単に安倍前総理の問題にはとどまらない。今の菅総理は当時の官房長官、内閣の要であり、とくに危機管理の要。政権として、総理の命運を左右するような 大事な問題について官房長官が係わっていないはずはなく、この虚偽答弁の共犯であると言わざるを得ないと」と厳しく批判しました。その上で、「まず安倍前総理には、まずは参考人として、いずれは証人としてしっかりと語っていただかなければならない。菅総理にも当時の官房長官としての責任についてきちっと語っていただかなければならない」と国会で説明責任を果たすよう求めました。
また新型コロナの感染拡大について、「この3連休も政府から何ら具体的なメッセージが出されないまま過ぎてしまった。政府がGoToトラベルについてあいまいな対応なので、『大丈夫だろう』というメッセージになってしまっている。一方で、中途半端ではっきりしない方針なので、観光関連業者の皆さん等にも多大なご迷惑、影響を与えている。こうした皆さんに対する補償をしっかりとさせなければならない。政府として明確に感染拡大を防ぐために何をするのか、何を国民の皆さんにお願いするのかきちっとしたことを明らかにしていただかなければならない」とし、25日の予算委員会への意気込みを語りました。
【報告・承認事項】
<幹事長報告>
17日におこなわれた社民党との党首会談、党内における新型コロナウイルス検査の実施、新型コロナウイルス対策本部全国会議の開催等について報告があり、承認されました。
<国会対策委員長>
桜を見る会問題に関して、安倍前総理が国会で虚偽の答弁をおこなっていた疑義が出てきたことから、25日におこなわれる衆参予算委員会で安倍前総理の参考人招致を求めることなど、国会対応について報告があり、承認されました。
<政務調査会>
党新型コロナウイルス対策本部で20日にとりまとめた「立憲民主党コロナ緊急対策」、基本政策の検討状況について報告があり、承認されました。
<選挙対策委員会>
選挙に関する報告があり、承認されました。
〇地方自治体議員選挙及び首長選挙の結果について
▼広島県安芸高田市議会議員選挙(11/15投開票)
金行哲昭(当選・推薦・5期目)
▼愛媛県四国中央市議会議員選挙(11/15投開票)
茨木淳志(当選・推薦・1期目)
▼栃木県宇都宮市長選挙(11/15投開票)
須藤 博(落選・推薦・新人)
▼新潟県柏崎市長選挙(11/15投開票)
近藤正道(落選・推薦・新人)
〇地方自治体選挙における候補者の公認、推薦について
[公認]
▼群馬県神流町議会議員選挙(2021/2/28任期満了)定数8
齋藤 誠(現職1期・40歳/神流町議会議員)
▼大阪府島本町議会議員選挙(2021/4/29任期満了)定数14
東田正樹(現職2期・50歳/島本町議会議員)
▼長崎県五島市議会議員選挙(2021/2/7投開票)定数18
草野久幸(現職5期・66歳/五島市議会議員)
▼大分県大分市議会議員選挙(2021/2/21投開票)定数44
松本充浩(現職2期・60歳/大分市議会議員)
スカルリーパー・エイジ(現職2期・51歳/大分市議会議員)
宇都宮陽子(新人・55歳/グリーンコープ生活協同組合おおいた理事長)
[推薦]
▼島根県出雲市議会議員選挙(2021/4/11投開票)定数30
岸 道三(現職2期・56歳/出雲市議会議員)
<組織委員会>
都道府県連、衆院小選挙区総支部の設立、地方自治体議員の入党について報告があり、承認されました。
〇都道府県連(2県連設立→累計45都道府県連)
▼山梨県
代表:小澤雅仁(参院議員)、望月利樹(山梨県議会議員)
設立:11月29日
▼沖縄県
代表:屋良朝博(衆院議員)、大城竜男(南城市議会議員)
設立:11月23日
〇衆院総支部数
2総支部の設立により累計193総支部(現職107、非現職86)
〇地方自治体議員の入党
245人の入党により合計1,018人
【協議・議決事項】
<選挙対策委員会>
平野選対委員長より衆院小選挙区総支部長2人の選任について提案があり、議決されました。
〇衆議院小選挙区総支部長の選任
神奈川14区 長友克洋さん(新人・49歳)
東京9区 山岸 一生(新人・39歳)
兵庫12区 酒井 孝典(新人・60歳)