SDGs ワーキングチーム(座長・山内康一衆院議員)は11日、国会内で会議を開催し、経団連と連合からそれぞれの団体のSDGsに関する取り組みについてヒアリングをおこないました。

 冒頭、ワーキングチーム顧問の福山哲郎幹事長があいさつし、「SDGsに関しては途上国の文脈で語られがちだが、むしろ日本が子どもの貧困、格差、ジェンダー平等など、多くのSDGsエリアにおいて深刻な問題を抱えており、目標達成に向け、野党としてエンジン役を担っていきたい」と意気込みを語りました。

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経団連の長谷川常務理事・SDGs本部長(前列左)と連合総合政策推進局の井村総合局長(前列右)

 経団連の長谷川知子常務理事・SDGs本部長からは、サステナブルな資本主義を掲げた経済界全体での「。新成長戦略」「Society5.0 for SDGs」やSDGs貢献度の評価指標についての取り組みなどについてご説明いただきました。 

 連合総合政策推進局の井村和夫総合局長からは、労働組合が掲げてきた「ディーセント・ワーク」はSDGs8に反映されるなど、「労働運動は『SDGs』そのもの」であるとの力強いご説明をいただき、コロナ禍の今こそ、地域活性化・地方創生への千載一遇のチャンスであるとの提言をいただきました。

 山内WT座長は、SDGs基本法案のたたき台について説明し、今後も意見交換をおこないながら、法案を共に完成させていきたいとの意向を示しました。

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SDGs基本法案のたたき台を説明する山内ワーキングチーム座長