市民団体主催による「憲法審査会の現状報告のための4.22議面集会」が22日衆院内で行われ、立憲民主党を代表して党憲法調査会事務局長をつとめる本多平直衆院議員があいさつに立ちました。
本多議員は、与党が「国民投票法改正案」で見直そうとしている7項目について審査会で不備な点を指摘しても、与党提案者が正面から答えようとしない姿勢を強く批判しました。特に「共通投票所」の設置により、従来の期日前投票会場が早めの時間に閉じてしまう可能性があることについて、「仕事が終わって夕方投票所に駆けつけたら役場が閉まっていたとなればいったい何が利便性なのか」と訴え、「繰延投票」期日の告示期限の見直しについては、「台風で投票所が開けられなくなった町で、今でさえ木曜日に繰延投票できるのに、なぜ月曜にしようと言うのか」と与党案の問題点の具体例を上げて指摘しました。
そして、問題点の指摘に対する反論もないまま「質疑は終局した」とする与党を重ねて批判し、「まだまだ議論すべき点が多く残っているのに採決はあり得ない。連休明けにまた頑張っていくので、皆さんの応援をぜひよろしくお願いしたい」と述べ、市民と国会議員の連帯を強く訴えました。