枝野幸男代表は8日、国会内で記者会見をおこない、「 #政権取ってこれをやる 」のVol.10として「変えようモノトーン政治を ジェンダー平等の実現に向けた女性政策の充実」を発表しました。

 枝野代表はジェンダー平等の実現に向けて(1)選択的夫婦別姓制度の適用(2)不妊治療の保険適用推進(3)経済的に生理用品を買えない女性への支援(4)刑法の強制性交等罪における暴行・脅迫要件や同意年齢の見直し(5)DV対策や性暴力支援など、困難を抱える女性への支援充実(6)各議会でのパリテ(男女同数)を目指す(7)女性研究者比率の引き上げ――の7つの女性政策を説明しました。

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#政権取ってこれをやるVol.10.pdf 

 枝野代表は「自民党の新たな高市政調会長の考え方が私どもが提起しているテーマの多くに180度逆方向を向いていることが残念だ」と指摘しました。その上で、衆院選挙に向けて、「まさにジェンダー平等に向けて、具体的かつ積極的に取り組んで、厳しい状況に置かれている女性の皆さんを支え、底上げしていくことができるのかが、大きな争点となり、われわれのアイデンティティの1つだ」と強い決意を表明しました。

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 蓮舫代表代行は8日10時半から党HPに女性政策を特集した特設ページ「女性の声が、政治を変える」を公開すると発表しました。モニターでページのメインビジュアルを映し出し、友人のフォトグラファーのレスリー・キー氏に撮影を依頼し、「女性の活躍を応援している。多様性のある社会を政治がつくってくれることに期待をする」と快諾されたとエピソードを紹介しました。蓮舫代行は「政治の世界を変えなければ、多様性のある社会は進まない。本会議場を見ると男性議員が多い。黒、グレー、紺のスーツが多い。このモノトーンをカラフルにしたい。女性をもっと増やしたい。男でも女でも生きやすい社会をつくりための政策をつくりたい」と抱負を語りました。

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 特設ページでは女性のさまざまな問題を分かりやすい、平たい言葉で見出し別に列挙し、「各項目をクリックすると、法案や提案、国会の議事録の質問や、質問した議員のページに飛ぶようにした」と工夫を語りました。また、衆院選挙に向けて、党HPを充実させていく考えを示しました。

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 記者から自民党と女性政策の考え方の違いを問われると、枝野代表はライフワークである「選択的夫婦別姓制度の適用」について、「自民党が反対するのはジェンダー不平等の大きな壁」だとし、財源措置の必要のない同制度の適用を積極的に訴えていく考えを示しました。

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