北朝鮮の挑発的な弾道ミサイル発射に対して厳重に抗議する(コメント)

外交・安保・主権調査会長 末松 義規

 北朝鮮は昨日、2017年5月以来となる中距離弾道ミサイルを発射した。北朝鮮は巡航ミサイルなどを含め、今年に入り、わずか一か月の間に7回という、かなり高い頻度でミサイルを発射している。北朝鮮の弾道ミサイルの発射、開発行為は、国連決議を無視した危険極まりない地域の平和と安定を害する暴挙であり、国際社会に対する挑戦であり、厳重に抗議する。

 北朝鮮はミサイル開発・能力向上への執念を言動をもって示しており、今般の中距離弾道ミサイルの発射は、これまでの発射頻度を踏まえると、韓国側も主張しているように北朝鮮の挑発の段階が一段上がったと認識せざるを得ない。

 日本政府はさらなる厳重な警戒監視で万全を期し、情報収集・分析にあたるとともに、日米韓で対北朝鮮への対応を早急に協議すべきである。また、脅威のレベルが上がっていることを国際社会と共有し、中国を始め国連安保理国等と協力し、国際社会が一致して北朝鮮に対し、このような国連安保理違反の挑発行為を慎むよう強いメッセージと国際的な圧力を加えていくべきである。

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