愛知県連は3月12日、定期大会を開催し、開会あいさつで県連代表の斎藤嘉隆(さいとう・よしたか)参院議員は、昨年の衆議院総選挙に触れ、「愛知県連として、力を十二分に発揮することができなかった。このことの反省も踏まえ、来るべき参議院選挙、そして来年の統一自治体議員選挙に向けて、組織の強化、党勢の拡大を図っていきたい」と力強く訴えました。
また、緊迫しているウクライナ情勢にも言及し、「ロシアの行いは言語道断である」と断じ、「日本も対岸の火事ではない。この機に乗じ、自民党の一部そして野党の中からも核シェアリングの話が出ているが、日本は非核三原則を堅持していかなくてはならない。昨今の政権は、立憲主義をないがしろにする傾向が見られた。立憲主義を大事にし、憲法を守っていく。このことをしっかりと行っていく政治を実現していかなくてはならない。来る参議院議員選挙は、私も改選を迎えるが、これまでにない厳しい戦いが予想されるが、全力で取り組んでいきたい」と述べました。
来賓として党本部から泉健太代表があいさつに立ちました。泉代表は、東日本大震災から11年たった昨日11日に、被災地を訪れ、「哀悼の意をささげ、復興の状況を確認してきた」と述べ、「災害対策を党としてしっかり行っていくこと」を誓いました。ウクライナ情勢に触れ、ロシアを非難し、自身が日本ウクライナ議員連盟の副会長を務めており、ウクライナ大使館に赴き支援を申し入れ、現在、全党を挙げてウクライナ支援の募金活動を行っていること、そして、避難民支援の活動をしっかりと行っていくことを述べました。
昨年の衆院選の反省に立ち、立憲民主党としての立ち位置を確立させる重要性を訴え、訴え、「自由主義、立憲主義、多様性の尊重、弱者への配慮」こそが野党のあるべき姿を示していると述べました。そして、来るべき参議院選挙に向けて、改選を迎える斎藤県連代表へ力強いエールを送りました。