小川淳也幹事長は11月23日、名古屋市中村区の名古屋ゲートタワー前を訪れ、立憲民主党推薦で名古屋市長選に立候補している大塚耕平候補の街頭演説会に参加しました。司会は田島麻衣子参院議員が務め、他に斎藤嘉隆参院国会対策委員長、近藤昭一、岡本充功、松田功、小山千帆各衆院議員が参加しました。
大塚候補は、「3つの負担金ゼロ」として、給食代ゼロ、敬老パス負担金ゼロ、がん検診代ゼロを訴えました。これらを公が負担すれば、「皆さんの手取りが増えることになる」と話しました。しかし、この選挙戦中に大塚候補が市長になったら敬老パスがなくなるというデマを広げられたと紹介し、「それを信じて期日前投票をした人がおそらく多くいらっしゃる。こういう選挙を成功させてしまうと今後も同じようなことが多く起こると危惧している」と危機感を示しました。
大塚候補は厚生労働副大臣を務めた経歴があり、東日本大震災が起きた時は、医薬品やガソリン等現地に必要な物資を供給してきた経験があります。その経験を活かし、「南海トラフ地震が起こるかもしれない名古屋での防災対策もやりたい。経験した者にしかわからない」と力強く訴えました。
また、名古屋の経済成長が、横浜、札幌、仙台等の他の大都市に比べて見劣りすることに触れました。大塚候補はこうした状況を打開するため、「儲かる街にする、経済がしっかり伸びる街にする。一方で『3つのゼロ』に象徴されるように市民の皆さんが望んでいる施策を積み上げる。これを車の両輪として経験をフル活用して名古屋を正常化して良い方向に進める」と訴えました。
小川幹事長は、大塚候補が18年間日本銀行に勤めたのちに、2001年から23年以上参院議員として活躍し、特に2017年の衆院選直前に起きた希望の党騒動の際には、当時の民進党に残った参院議員の中から代表として立候補をし、「誰もやりたがらなかった仕事を引き受けた」と党の再建に尽力したことを紹介しました。
また、SNSでのデマが選挙に与える影響が大きくなっていることについて、「この手の政治手法が人々の怒り、不安、不満に着火し始めている。こういう感情は可燃性が強くすぐ火が就くから、これが悪用された場合、 社会があらぬ方向に行きかねない危険性を秘めている」と大塚候補と同様に危機感を示しました。