フリーランス支援PT(プロジェクトチーム)は4月21日、国会内で総会を開き、「芸能従事者の過労自死」をテーマに、2020年5月に22歳で亡くなった女子プロレスラー木村花さんの母、木村響子様、2018年3月に16歳で亡くなった愛媛の農業アイドル大本萌景(ほのか)さんの母、大本幸栄(ゆきえ)様と、それぞれ意見交換を行いました。

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 同PTでは、文化・芸術・芸能等の分野に従事する方々をはじめ、多くのフリーランスの方々が安心して働ける環境を整備するための検討を進めており、直近では、「文化芸術・芸能従事者の契約関係等の適正化にむけた要望」(2022年3月)も行っております。引き続き、様々な立場のフリーランスの方々と意見交換を行った上で、(1)キャンセル料・経費・著作権などでフリーランスが損をしないよう標準契約書による安全で対等な契約の推進、(2)フリーランスの特別加入労災保険への加入支援や労災保険適用対象の拡大、(3)フリーランスや芸術家・芸能従事者のためのハラスメント・メンタル相談窓口・第三者調査機関の設置、(4)芸術家の地位と権利を守り生活基盤を支える「芸術家福祉法」の制定――、などの検討を進めていくことを確認しました。