泉健太代表は6月4日、遊説先の宮城県仙台市内で記者団の取材に応じました。

 泉代表は、物価高キャンペーンの感想を問われ、「公共料金の値上がり、食料品を中心とした値上がりは、すぐ家計に響いていると実感をする。これに対して早く手を打たなければいけない。(参院選挙で与党が勝利することで)黄金の3年間を作って、権力中心の政治を継続させてはいけない。生活者目線の政治を早く取り戻さなければいけない、との思いを強くしている。この物価高アンケートに対する反応は大きいなと思う」とコメント。物価高アンケート、パネルにシールを貼る方法の狙いについては、「今や岸田ノートにもおそらく物価高のことは書かれていない。そして、国民の声を聞く機会は減っている。そういう中で、野党第1党が、国民の声を聞く力を持たなければならないと思っている。加えて、シールを貼っていただくことで、皆さまの生の声、例えばガソリンについて『二重課税を何とかしてほしい』、飲食、食料品については、『安倍総理はサントリーからただで提供を受けたんですよね』といった会話になる。こういう生活実感、生活の目線から見たときの政治のおかしさ、制度のおかしさも同時に教えていただいている気がする」と述べました。

 小畑きみ子候補予定者については、物価高に何の対策を打っていない岸田政権への不満が高まる中、「8人の子どもの親として、食材費も給食費も高騰を実感しているという意味で、県民の声を届けられる人物だということを強く訴えられたと思う」と述べました。

 「参院選挙の最大の争点は」との問いには、「やっぱり物価高ではないか。物価高に勝って賃上げがあればいいが、賃上げは不十分。1万品目を超える価格の値上がりに対して、ガソリン以外に手を打っていないのが今の岸田政権で、アベノミクスから脱却できない。安倍傀儡政権と言ってもいい状況。物価高に対応する具体策を訴えているのは立憲民主党であり、ここを中心に対立軸として強く打ち出していきたい」と力を込めました。

 国会最終盤にあたり内閣不信任案の提出について考えを問われると、泉代表は「これまでの補正予算の審議、そして集中審議を通じて岸田政権が物価高に対策を打っていないことが明らかになった。これを継続して、国民生活が今後の物価高に耐えられるのかという局面にまで来ていると思う。われわれとしては、今の政権は信任に値しないと言わざるを得ない。そういった考えを軸に最終的な対応を決めていきたい」と述べました。