参院選7日目の6月28日、鹿児島県選挙区では党公認のやなぎ誠子候補が霧島市と姶良市で個人演説会を開催。党を代表して西村智奈美幹事長が出席し支援を訴えました。

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 霧島市の演説会でやなぎ候補は、25年くらい前、訪問介護の仕事をしていて、2月の寒い時に伺ったおじいさんが印象に残っていると語り、住んでいたのは、住宅が密集している地域で日が当たらず、湿気も多い家で、布団も中綿がほとんどないような布のようなものだったと述べました。我慢に我慢を重ねていて、あまりにも環境が悪いので、衣類、肌着、暖房器具などを用意したと話しました。

 県議会議員の仕事ができたのも、一人ひとりの方々の人生に触れた介護の仕事をやってきたからだと振り返りました。そして、25年経った今、高齢者の方々の暮らしは良くなっておらず、むしろ厳しくなっているのではないかと語りました。

 さらに15年の県議会議員活動で初めて取り組んだのは、与論島のある家族に障がいを持つお子さんがいて、地域に隠すように育てなければならなかったことに衝撃を受けたことがきっかけと語り、そのお子さんの生きる選択肢を増やそうと、地域の方々の協力も得て、与論島に唯一ある高校の一室を借り支援教室を作ったこと紹介しました。

 「黙っていても政治は変わらない、自分たちの暮らしは変わらない」「政治に無関心であっても無関係ではいられない」、このことを分かりやすく伝えることに心を砕きながら毎日活動していると語り、一層の支援をお願いしました。

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 西村幹事長は、今回の参院選が終わると、最長で3年国政選挙がないと語り、「ここで自民党を大勝ちさせてしまったら、白紙委任されたと思ってしまう」と懸念を示しました。

 防衛費を現在の約5.3兆円から倍増させ、約11兆円にすると自民党が言っていることに、約5兆円は、幼稚園から大学卒業するまでのトータルの教育費や、日本全国の公共事業費と同等だとして、「立憲民主党も必要な装備は整えていかなければならない立場だが、額ありきで目標数値を掲げた途端、いろいろなものが見えなくなってしまうと指摘しました。

 さらに「今、年金が減らされ、働く人たちの賃金は上がらず、物価だけが上がっていく。こういう中で本当に苦しくなっていく国民生活に政治がどう向き合うのか、そこをこの参議院選挙で語る必要がある」と語り、「『もっと私たちの暮らしを見てくれ』もっと私たちの思いを聞いてくれ』、それをこの参議院選挙で上げていかないといけない」と訴えました。

 西村幹事長の地元新潟では、女性県議会議員が半世紀いなかったが、自身が当選し、それから23年が経ち、今では国会議員の4人が女性になったと語り、鹿児島では女性国会議員がいないことから「やればできる」と訴えました。また女性国会議員が中心となり、議員立法で困難を抱える女性のための支援法を議員立法で提出し成立させたと述べました。

 最後に西村幹事長は、やなぎ候補の「思いと熱意と実力、これを生かさないともったいない」と語り支援を求めました。

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