泉健太代表は10月29日、山形県山形市を訪問し、市内2カ所で党山形県連が主催した「りっけん対話集会in山形」で、「りっけんが創る未来にむけて」と題して講演し、参加者からの質問に答えました。この日はまた、党山形県連、連合山形との意見交換も行いました。

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 対話集会で泉代表は、自身が初めて国政選挙に立候補した経緯や、地元・京都3区について紹介しました。日々の活動については、「毎月一度散髪に行くことにしているが、毎回、行く床屋さんを変えている。自分の身内や行きつけのところばかりに行かないようにしている。以前に訪れた床屋が別の党の支持者さんで、『あなたの髪は切りたくない』と実際に言われたこともあった。これはちょっとしたことではあるが、政治家は、常にアウェーに飛び込むことをしなくてはいけない。その気持ちと覚悟を持たなくてはならない」と述べました。

 党の少子化対策について泉代表は、「立憲民主党は子ども・若者応援政党だと宣言した」と述べ、子ども・若者応援本部を立ち上げ本格的に力を入れていくことを語ったうえで、「子どもを持つことで収入が減少する社会ではいけない。子育て支援を進めるために、しっかりと予算を付けていかなくてはならない」と、話しました。

 再生可能エネルギーの普及促進については、「自民党は、コロナ過にかこつけて原発再稼働などをしようとしているが、わが党は、2030年までに、再生可能エネルギーにおける発電比率を50%まで引き上げることは可能だと訴えている」と述べ、今こそ再エネを推進すべきと指摘しました。

 「私たちは、反対ばかりの政党ではない。提案もたくさんしている。ぜひご理解をいただきたい」と話し、批判すべきは批判し、同時に政府に足りない点はさまざまに提案してることを訴えました。

 

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 会場参加者らとの質疑応答では、「中国をはじめとする、日本周辺での安全保障環境」「政党間での共闘についての方針」「低所得者向けの給付の在り方」「地域の活性化策」などの質問や意見が寄せられました。これに対して泉代表は、「日本から攻める意思はないということをはっきりしている。日々の外交努力が大事」「例えば維新との6項目の合意については、国会内での共闘であり、選挙協力まで踏み込むものではない」「給付については、立憲民主党も以前から訴えてきている。日本の全世帯の半数が受けられるようにしたいと思う」「18歳と、社会人になる時が、若者の地域からの流出度合いが大きい。リモートワークの活用など、若者の雇用創出に目を向けた施策が必要」などと、それぞれの質問に答えました。

 山形県連代表の石黒覚県議は、「山形県連は、ここに集まってくれた皆さんが作ってくれた県連だ。47都道府県の中では小さな県連だが、来年の統一自治体議員選挙に向けて、皆さんから大きな声を寄せていただき、今日は実りある対話集会に」とあいさつしました。

 山形県連政調会長の川口充律山形市議は、「生活者、労働者の小さな声に寄り添う体制を構築し、日常的な運動や活動量を増やし取り組んでいかなくてはならないとの思いで集会の呼びかけを行った」と述べ、地域の声を受け止めていく組織がためだと開催の趣旨を述べました。

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