岡田克也幹事長は1月14日、宮崎県宮崎市を訪問し、立憲民主党宮崎県連が開いたタウンミーティングに参加しました。またこれに先立って、党宮崎県連、連合宮崎と意見交換を行いました。

 

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 タウンミーティングには宮崎県連代表の渡辺創衆院議員と、司会を務めた岩切達哉県議が参加しました。開会のあいさつに立った渡辺衆院議員は、岸田総理の手法について、「やっていることはひどい。聞く力は無いが、聞き流す力は溢れていると思う。さらに、国民生活に大きく関わることをどんどん変更しようとしている。23日から通常国会が始まるが、政府・自民党と向き合って戦っていくためにわが党がやらなければならないことや必要な措置もある。そのあたりのことも岡田幹事長からお話しいただき、また皆さんの思いもぶつけていただきたい」と述べました。さらに、春には統一地方自治体選挙が控えているとし、「それぞれの自治体で多くの仲間の皆さんとまずは気持ちを合わせ、そして皆さんに評価いただける候補予定者だと認識いただき、この春の戦いをしっかり勝ち抜きたい」と話し、皆さんの指導、力添えを求めました。

 

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 多くの参加者を前に講演した岡田幹事長は、「一貫して目指してきたことは政権交代可能な政治を作ること」だと述べたうえで、あるべき政治家、野党第1党の姿として、「政権を担える政党にするという、明確な目的を持たなければダメだということ。永遠の野党では、政治家をやっている意味はない。政権交代を目指すのであれば、半分以上の人に支持をしてもらわなければ政権交代はおこらない。リベラルという考え方は非常に大事で私たちの根幹だが、もう少し真ん中の方にまで政策のウィングを広げていかなくてはならない」との考えを示しました。

 国会での野党共闘については、「国会で野党第1党と第2党が協力することで、今までできなかったことでもできることがある。先の臨時国会では、終始野党側が主導権を握っていた。そして、旧統一教会問題で被害者救済法が成立した。国会半ばまで岸田総理はやる気はなかったが、それを追い込んで、中身は十分とは言えないが、重要な第一歩を示すことができた」と、国会内で野党が共闘する意義を強調しました。

 岸田内閣について、「敵基地攻撃能力を持つことや、エネルギー政策を転換して原発を新設することを全く議論なしに決めた。国会の議論はどこにいったのか。国民の理解はどうなったのか。内閣が決めたからと、これらを全部置き去りにして進んでいる」と厳しく批判し、しっかりと説明を求め、納得できないものには提案をしていくと述べました。

 統一地方自治体選挙については、「宮崎県では多くの候補者を擁立しようとしている。全国的に見てもこれだけ活力のある県連は少ない。県連役員をはじめ、支持者の皆さんのおかげだ。加えて衆院選も来年6月までにはあるのではないか。力を発揮し結果が出せるよう期待をしている」と、呼びかけました。

 

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 参加者との質疑では、「敵基地攻撃論についてとても危惧している。中国と戦争してもいいですよというところまで来ているのではないか。立憲民主党には、野党外交で米中両国に働きかけてほしい」「敵基地攻撃能力について、日本から攻撃するというイメージがあるが、米国を敵と思う国が、日本にある米軍基地を攻撃してくることもある」「日韓関係で、旧徴用工問題があるが、立憲民主党の考え方はどういうものか」「野党共闘は大事だと思うが、立憲民主党の、維新の会と国民民主党それぞれとの関係について詳しく聞きたい」などの意見や質問が出されました。

 岡田幹事長は、「中ロ北朝鮮など、日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなっているのは事実。それを不安に感じる国民が多数いる。最悪の事態を想定してやるべきことはやっておくが、基本は外交で、野党としてもできることはしっかりとやっていきたい」「米国がどこかの国と戦争するとなれば、在日米軍基地から直接出撃する可能性は高い。そうなれば、在日米軍基地に対する反撃もあるし、日本に対する攻撃もありえる。そういう事態が起こらないようにする外交が日本政府に求められている」「徴用工問題については、日韓基本条約で賠償は決着がついていると考える。国交正常化するにあたっての基本的な条約なので、きちんと尊重されるべきもの。日韓関係は、安保も経済も日本にとって極めて重要。全体が止まらないように努力しなければいけない」「維新の会とは、国会内での具体的な項目について共闘するということ。しかし、安保や憲法に関する考え方はかなり違うので、共闘できない部分もある。選挙については明らかにライバル。国民民主党は、元は同じ党で考え方に大きな違いはないので、将来は一つの大きなかたまりにしていかなければならない。国会内でも選挙でも、もっと協力できるはず」などと、丁寧に答えました。

 会の終わりに、この春の統一地方自治体選の候補予定者とともに、ガンバローコールで必勝を誓いました。