泉健太代表は2月17日、国会内で記者会見を開き(1)トルコ・シリア地震救援募金、(2)春闘、(3)東京オリンピック・パラリンピック汚職、(4)LGBTQ問題、(5)学術会議――等について発言しました。
(1)トルコ・シリア地震救援募金
泉代表は、立憲民主党がトルコ・シリア地震の募金活動を各地で始めていること、本日12:00からトルコ・シリア地震被災者支援の党本部としての募金活動をJR有楽町駅前で行うことを報告し、政府に対して「これからも、長期的な支援」を求め、立憲民主党としても「協力したい」と述べました。
(2)春闘
泉代表は、「賃上げがこの局面において達成することが国是」と述べ、「価格転嫁についても取り組みを強化すべき」「非正規の方にも賃上げの恩恵が届く春闘になるよう応援していきたい」と発言しました。
(3)東京オリンピック・パラリンピック汚職
東京オリンピック・パラリンピックの汚職に関して泉代表は、大会組織委員会の幹部までが事前に各社の応札意向のリストを見ていたとの報道に触れ、「組織委員会がどのレベルまで認識していたのか問われることになる」と発言しました。「組織委員会を解散した、資料がないという言い逃れを許してしまっている」と指摘し、「組織委員会のあり方、どのように責任をとるのか等について、政府を質していきたい」と述べました。
(4)LGBTQ問題
LGBTQの当事者と岸田総理との面会について、「岸田総理は、今聞いた。これから学ぶ」ではなく、「決断と実行の時期に来ている」とし、岸田総理に「差別禁止法、同性婚の実現等に向けて決断」するよう求めました。
(5)学術会議
泉代表は、今国会に学術会議の改正案が提出されることに触れ、学術会議が出した中間報告で指摘している「(1)学術的に国を代表する機関としての地位(2)そのための公的資格の付与(3)国家財政支出による安定した財政基盤 (4)活動面での政府からの独立(5)会員選考における自主性・独立性」の5つの観点を守るべきとし、学術会議の「独立性を守るために立憲は努力していきたい」と述べました。