広島サミット閉幕をうけて(談話)

立憲民主党 代表 泉健太

 広島サミットは、主要7ヶ国に加え、韓国、インド、インドネシアなど8ヶ国と各国際機関の代表も参加し、ウクライナ戦争や核軍縮、気候変動、食料安全保障、AIなど、激変する国際社会に安定と発展を取り戻すための重要な国際会議となりました。日本政府の入念な準備を労いたいと思います。

 さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領の参加は、あらためて力による現状変更は絶対に許されず、各国が1日も早くウクライナの平和を取り戻し、支援を強化するという強い意志を示すことにつながりました。

 そして各国首脳とゼレンスキー大統領が平和記念資料館を訪問し、慰霊碑に献花を行いました。

 各国首脳が被爆の実相に触れ、核兵器の惨禍を二度と繰り返さない、核兵器による威嚇、使用を許されないという意志を固くしたと信じています。

 しかし、いまだ世界の核拡散、核による威嚇は続いています。

 G7初となる核軍縮に関する独立文書「広島ビジョン」を歓迎しつつも、立憲民主党は、日本政府が核兵器禁止に向けた姿勢をより一層明確にし、核兵器禁止条約に関与することを求めます。

 また立憲民主党は、国際社会におけるNPT体制の堅持、CTBTの発効、米露の核軍縮に加えた中国の核軍縮、透明性の向上、そして北東アジアの非核化を目指し、国際的な努力を続けてまいります。

 G7の一員として、唯一の戦争被爆国として、日本が今後も国際社会の平和と発展に貢献できるよう、私たちは行動をしてまいります。

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