岡田克也幹事長記者会見

2023年6月13日(火)16時33分~17時09分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/4vRtZ70a0M0


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第78回常任幹事会を開催

【幹事長】
 お待たせいたしました。
 それでは、私のほうから、まず常任幹事会の報告をいたします。
 まず、私のほうで松原仁さんの離党届の受理についてお諮りをいたしました。先週の金曜日に松原さんが持ってこられて、私がお預かりしていたものであります。執行役員会での議論を経て、きょう常任幹事会でお諮りをしたところであります。
 ただ、そこでいろいろ議論が出ました。従来の経緯について、都連代表の長妻さん、あるいは幹事長の手塚さんに、意見を、説明を求める、そういった声も上がりまして、かなりそのやりとりが長くなったりいたしました。当然、我が党で長く活躍された議員が離党するという判断に至ったわけですから、その経緯についていろいろな質問や意見が出るのは当然かと思います。
 私のほうで、先ほども本会議場であえて松原さんに、本当に離党届、受理するつもりだけれども、それでいいのですかということを申し上げたのですが、早く受理してくれというのが松原さんのその場でのご意見でした。そのことも申し上げたのですが、いま一度確認すべきであるということになりまして、私のほうで後日、あしたになると思いますが、もう一度ご本人にお会いして、離党届について、受理をする、その希望があるのかということを確認することにいたしました。その確認がされれば常任幹事会としてはそれを承認するということですが、もう一度丁寧にやってほしいということでありました。
 あとは、選対委員長のほうから、新たな候補者の擁立ということで、4名であります。北海道5区の池田さん。それから、埼玉第3区の竹内さん。竹内さんは衆議院千葉第7区から転区ということになります。弁護士の方です。それから、神奈川20区、甘利さんの選挙区ですが、大塚小百合さん。それから、静岡2区の鈴木さん。4名の(公認)内定について協議がありまして、承認されたということであります。このうち竹内さんは既に千葉7区の候補者でありましたので、人数的にはプラス3ということになります。
 最後に、さきの統一地方選挙、それから補欠選挙についての検証・総括ということで、先週、実は全国幹事長会議もリモートで開いて、そこでもご意見をいただいたわけですが、最終的に、それから選対本部も先週開催して、そこでもご議論いただき、きょう常任幹事会にお諮りをいたしました。特に具体的な意見はないままに承認していただいたということであります。
 これが常幹の報告です。

○少子化対策や防衛費の財源問題について

【幹事長】
 それから、それ以外のことですが、一つは、かねがね私は、防衛増税にしろ、あるいは子ども政策にしろ、具体的な財源の話が先送りされているということを申し上げてまいりましたが、先般も、子ども対策については「骨太の方針」で大枠を示すと(首相は)言ってきたわけですが、それが突然12月に先送りされました。防衛増税についても、25年以降に先送りすることを視野に入れているということで、どんどん先送りされているということであります。
 これで本当に最終的に財源の手当てができるのか。結果的にはつなぎ国債のつもりが赤字国債になってしまうのではないかということを大変心配していますし、政治のありようとして非常に無責任だということは申し上げておきたいと思います。

○LGBT理解増進法案について

【幹事長】
 LGBT法案について、きょう衆議院本会議にかかりました。非常に私は首をかしげております。三つの案があったわけですが、与党の案よりさらに後退してしまったというのは一体どういうことなんだという気がいたします。
 結局、自民党の中で与党案に対してもいろいろな意見が出ていたことを踏まえて、さらに後退した案になったのかなというふうにも思いますが、「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」というのは、一昨日の「日曜討論」でも申し上げましたが、これは理解を増進するための法律ではなく排除するための法律ではないかというふうに、当事者の中にはそういう受取があるし、私もそう思えてならないわけであります。何のために理解増進法をつくったのか全くわからなくなっているということであります。
 こういったことに、維新と国民民主党が提案してそうなったということは、私は両党の人権感覚というものを非常に疑うわけであります。まとめるためには何でもいいのかという、非常に残念な気持ちでございます。

○従来型保険証の存続要請について

【幹事長】
 それから、マイナンバーカードについては、きのうも決算委員会で衆参それぞれ議論になりましたが、やはりいろいろな問題が出てきている。それを丁寧に対応していかなければいけないと思いますし、特に保険証については、これを来年の秋までに廃止するという、そういうことになっておりますが、ここはやはり一旦立ち止まって、そして、混乱のないような対応を考えるべきだと思います。
 紙の保険証、紙というのは私たちは国保ですから紙なのですが、けんぽなどはプラスチックだと言う人もいますが、それは存じませんが、いずれにしても、そういった今有効に機能している保険証を全部やめてしまうというのは判断としていかがなものかと思います。
 河野大臣が主導権を取ってそういうふうに決めたと思いますが、果たして政府の中でもそれで本当に納得しているのかということも気になりますし、国民の立場からすると、その結果さまざまな不利益が生じるということであれば、やはり一旦立ち止まって、来年秋というのは棚に上げて、しっかりと議論すべきだと思っております。


■質疑

○国会最終盤の対応について(1)

【共同通信・恩田記者】
 先ほど幹事長は冒頭で、財確法に関連して、財源について防衛費25年以降に先送りという報道が出ていることについて、政治のありようについて無責任という言及があった。ただ、きょう参院のほうで、与党の採決提案に対して、立憲は委員長不信任や大臣問責はきょう出さず、そのまま採決は見送られることになったが、こうした対応について幹事長としての受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 それは国対として判断しているということで、私も了解しているところです。

【共同通信・恩田記者】
 今回その了解の背景として、今後、不信任案を見据えてということになるかと思うが、その点についてはどうか。

【幹事長】
 そういう話はしないことにしております。

【共同通信・恩田記者】
 最終は泉代表の判断で不信任案を出すか出さないかということは決めると思うが、今回、財源確保法案について、政治のありようで無責任とまで言及していて出さないという選択肢はあるのか。

【幹事長】
 最終的には泉代表が決定することです。

○東京都議補選の結果について

【フリーランス・横田記者】
 立民と共産が支援したもり愛候補が自民・維新・都ファを抑えてトップ当選した大田都議補選について。「市民連合」を介した、いわゆるブリッジ共闘、候補者と「市民連合」が政策協定を結び、同じ政策協定を「市民連合」と政党が結ぶということをしてトップ当選したが、これは岡田幹事長が会見でもおっしゃった衆院選に向けて1議席でも多く取るための応用動作的な対応というふうに捉えていいのか。これまで否定するお考えはないというのを確認したいが。

【幹事長】
 私は衆議院選挙の責任を負っている者ですが、地方選挙について責任を負っている者ではないので、特にコメントは避けたいと思います。

【フリーランス・横田記者】
 太田都議補選を受け、大物議員が続々と応援した国政選挙に準ずる選挙だと思うが、その受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 私自身は行っておりませんので、いずれにしろ都連に任せている話だと思っています。

【フリーランス・横田記者】
 立民と共産が「市民連合」を介してブリッジ共闘したというのは前回の総選挙でもあったと思うが、これについては否定しないということでお考えは変わっていないということでよろしいか。

【幹事長】
 都議選の話と総選挙は違いますので、都議選でこうだったから衆議院選挙でこうだということではないと思います。

○少子化対策について

【テレビ朝日・森本記者】
 政府の少子化対策について伺いたい。きょう総理も会見をされるが、政府は児童手当の所得制限撤廃や保育施設を利用できる制度の創設などを掲げている。先ほど財源の議論を先送りという話があったが、そもそものこの子ども政策について今どう受け止めているか伺いたい。

【幹事長】
 日曜日に「日曜討論」で申し上げましたが、やはり一番肝心なところは、結婚する意欲がありながら経済的理由で結婚できない人たちがたくさんいる。それが出生率を押し下げている一つの大きな原因だということですね。派遣で働いている50代の男性の未婚率は6割。そして、非正規(雇用)の働き方がどんどん増えてきている。小泉政権・安倍政権の下で規制緩和がなされて増えてきている。ここにやはりしっかりと手を打たないと、幾ら結婚したカップルに対しての支援をしても、それだけでは十分ではないと思います。
 個々の具体的対策については、我々が民主党政権のときに言っていたこと、あるいは、その後言ってきたことと、かなりかぶるわけで、これからしっかり政府の考え方を聞いた上で議論していきたいと思います。

【テレビ朝日・森本記者】
 関連して。予算としては大体3兆円半ばだと言われているが、その財源をまず示さないということと、財源はどうあるべきか、立憲としてはどう考えているか。

【幹事長】
 これも「日曜討論」でも申し上げたところですが、3兆とか3.5兆という規模、これは第1段階ですよね。第2段階、倍と言っているわけですから。その第1段階の数字として具体的に3兆がいいのか3.5兆がいいのかというのはこれから中身を議論していく中で決まってくることだと、金額が先にありきではないというふうに思いますが、それについては、私たちは所得税の改革によって、累進税率や、あるいは株取引についての増税、それによっておそらく1兆円程度。残りについては43兆円の防衛費を精査して、その規模を圧縮できるはずだと思っていますし、仮に43兆を前提にしたとしても、5年ではなく例えば8年間にすれば2兆程度のお金が出てくるというふうに考えています。ですから、私たちの財源は、防衛費(増額)を減らして、それを充てることと、所得税の改革で十分対応できるというものです。

○次期衆院総選挙に向けた取組について(1)

【神奈川新聞・三木記者】
 先ほどの次期衆院選に向けた候補者の公認内定の発表で、神奈川20区の新人の大塚さんについて伺いたい。自民党の甘利前幹事長の対抗馬としてご紹介があったが、大塚さんが対抗馬としてふさわしいと思う点。そして、県連や支援団体に大塚さんの支援に対して期待することがあれば教えていただきたい。

【幹事長】
 大塚さんはもちろん県連から上がってきたわけです。私もお会いしましたが、候補者としてすばらしい人材だと思います。福祉施設を自らも責任ある立場で経営して、福祉の現場にも携わっておられる。同時に、ブロガーとして、多くの人が、彼女がつくった介護についてのさまざまなものをたくさんの人が見ておられるという、そういうことから見ても、社会的な実績のあるすばらしい候補者だと思っております。

【神奈川新聞・三木記者】
 もう一点。神奈川ではまだ8選挙区が空白となっている。今後の擁立方針について、特に18・19区、横浜・川崎の都市部だが、こちらに関してはまだ候補者が決まっていない一方で国民民主党が既に擁立を発表している。こうした両選挙区を初めとした擁立方針について教えていただきたい。

【幹事長】
 十分調整しながら擁立していきたいと思っています。
 タイミング的にはもうかなりぎりぎりなので、他党との、特に国民民主党とはしっかり話し合っていきたいと思っています。

○国会最終盤の対応について(2)

【NHK・岩田記者】
 財確法について伺いたい。先ほど質問があったように、これまで政府の防衛増税に対して反対をしてくる中で、増税が前提だということには反対している中で、きょうは採決を一旦見送り、あした改めて3時間の審議をすることになったが、この審議の中で野党としてどういうことを追及していきたいかということと、その追及を通して国民に対して何を訴えていきたいと幹事長はお考えか。

【幹事長】
 中身を説明しないままに増税を国民に押しつけようとしているということだと思います。
 私も1月30日の予算委員会でやりましたが、そのときにはトマホーク何発かと聞いてもそれすら答えてくれなかったのですが、そのほかにも、手のうちをさらすことになるということで、具体的説明を拒否するということが続いていると思います。そういったことについて、しっかり説明責任を果たすべきだと。多くの負担を国民に押しつけるわけですから。
 私たちに言わせれば、43兆、それは過大過ぎると。本来であれば増税は必要ないというふうに考えているわけですね。そういったことも含めて、しっかりと、わかりやすくやりとりをしてもらいたいと私は期待しております。

【NHK・岩田記者】
 今おっしゃったようなことを、衆議院などでは、審議の中で一時、徹底抗戦をして廃案に追い込むべきだというふうにおっしゃっていた時期もあった。先ほど内閣不信任決議案については代表が最終的にお決めになるということでおっしゃっていたが、それをもし提出する場合を考えたときには、内閣不信任決議案というのは立憲民主党としてはどういうものだというか、それを出すことによってどういうメッセージを訴えていきたいか。

【幹事長】
 わかって聞いておられると思いますが、内閣不信任案についてはノーコメントです。

○統一地方選・国政補選の総括について(1)

【NHK・岩田記者】
 別件で。地方選と補選の総括について、資料の中には、無党派層の支持を広げられなかったというところが課題として残ったということが挙げられていた。具体的にどういうことをしていくかということは細かく書かれてはいたが、改めて次期衆議院選挙に向けてどういうことを課題として特に強く取り組んでいきたいとお考えか。

【幹事長】
 補選で無党派層に関して思うのは、特に大分なのですね。千葉の場合は、あれだけ候補者が乱立して、その中で無党派も結構取れたと思っています。大分も、地力からいうと、やはり自民党の支持が厚いところですので、そういう中で我々が勝利するためには、真ん中を、あるいは無党派の人たち、そこにどれだけ働きかけていくかというところが極めて大事だと思います。
 ただ、後から振り返ってみて、私も随分いろいろなところを回りましたが、やはり従来の支持者を固めるところに力点が置かれて、浮動票的なところに対する働きかけが十分ではなかったのではないか。例えば、大分(市)の投票率が非常に低かったです。これは市長選が(投票が)なかったからだということですが、それだけではないはずで、やはり浮動票の多い、しかも我々が強い大分における活動の仕方がどうだったのか。例えば時間の配分とか、そういうことも含めて、もう少しやりようがあったのではないかと私自身は反省をしているところです。
 真ん中を取りに行く、あるいは無党派層を取りに行くというのは、小選挙区においては、大分の補選も1人区ですから小選挙区なのですが、小選挙区においては必須だということなので、そういう反省を次の総選挙に生かしたいと思っています。

○離党届の取扱いについて

【フリーランス・堀田記者】
 先週の金曜日に、松原さんは岡田さんに離党届を手渡したわけですよね。それから午後4時から会見をやったのだが、その手渡されたときに岡田さんはどのような理由かということを伺ったのか。

【幹事長】
 話は聞いていますし、それから、そもそも離党届の中にも書いてあります。東京都第26区選挙区での公認を再三にわたりお願いしてまいりました、しかし内定の判断をいただけないため誠に不本意ながら立憲民主党を離党いたします、ということです。
 私はそのときに、これは私の一存では受け取れませんので党の機関に諮って決定しますと、今回は預かりますというふうに申し上げたところです。

【フリーランス・堀田記者】
 また日を改めて話合いをするということだが、岡田さん個人の気持ちとしては松原さんに残ってほしいということなのか。それとも、これは党本部の意向なのか。もう一回話をするということは。

【幹事長】
 この離党届を受理するのかどうかと。本当に、きょうは本会議場では早く受理してもらいたいというお話をいただきましたので、それが本意なのかどうかということを確認したいと思います。

【フリーランス・堀田記者】
 それは政治家・松原仁としてきちんともう言ってあると思うが、それをあえて繰り返すということはどういうことなのか。

【幹事長】
 私もそういう気持ちはありますが、ただ、常任幹事会の皆さんがもう一度確認してくださいということだったので、私としてはそれを受け、もう一回確認して、本当に確認できたら受理するというところはきょうお認めいただいたので、あした、できるだけあしたですね、ご本人にお会いして確認したいと思っています。

【テレビ朝日・森本記者】
 関連して伺いたい。松原さんは26区での公認を求めていたと思うが、本人の意思確認というのもそうなのだが、党として26区で公認するというお考えはないのか。

【幹事長】
 これは長妻都連代表がきょうかなり何度もご説明になりましたが、都連として判断して、(従来の選挙区と)9割が重なっている(新)3区、それが都連全体で議席を増やすために必要なことだということで、ずっと説得しておられたわけです。そこの判断を本部が変えるということはありません。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 今、幹事長を含めて第一命題はいかに総選挙にたくさんの候補者を立てるということだと思うが、今回、手塚さんというか、都連の中のそういう問題で、松原さんが、この解散風が吹いているときに、当選8回で大臣経験者が辞めることのダメージ。まさにこれはリスクコントロールとしても組織失格くらいの話だと思うが、党に対するダメージをどう考えているか。きょう長々と議論があったと思うが、果たして長妻さんや手塚さんのガバナンスというのが本当に利いているのか。過去にこれと同様で希望の党騒動というのがあったわけだが、それがデジャヴで感じる人もいるくらいなわけで、幹事長の立場としてはけんか両成敗だから、長妻さんや手塚さんにも随分瑕疵があったのではないかと思うが、その辺の議論というのは一体どうなっているのか。

【幹事長】
 これは長妻さん、手塚さんだけの問題ではなく、都連の中で議論を重ねてこられたことなので、公の常任幹事会なども何回も開いてやってこられたことなので、その都連の判断は尊重すべきだと思います。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 再度伺うが、幹事長として、200人の候補者を立てるという意味で減るわけだが、党に対するダメージというのを、立憲民主党は、執行部はどういうふうに考えているのか。逆に言うと、最後に確認して会うのだったら何らかの条件を出して手塚さんと交渉すべきなのだが、おっしゃっていることは、ただ意思の確認をすると。要するに実際は追い出しているようにも見えてしまう。松原さんのほうは人気のない政党から逃げていくように見える。これは国民から見えている姿だと思う。やはりそういうところの、希望の党のときの反省みたいのはないのかと率直に私は思うが、どうお考えか。

【幹事長】
 希望の党のときの反省をすべきなのは、そのときの党の執行部なのか、それとも出て行かれたほうなのかということだと思うのですね。
 この大事な、しかも総選挙が近い段階で、経験のある議員が離党されたことは私は極めて残念に思っております。ただ、ご本人が決断されたことですから、それが容易に変わるとは全く思っておりません。

○次期衆院総選挙に向けた取組について(2)

【共同通信・恩田記者】
 衆院選の候補者数について伺いたい。150を近々上回るということで泉代表は先ほど冒頭頭撮りのときにおっしゃったが、衆院解散が近いかもという話が飛び交う中で、この150に達するめど、いつくらいには達するのか。幹事長の見通しはどうか。

【幹事長】
 次の常幹くらいでは達するのではないかなというふうに思っておりますが、まだ具体的に上がってきているわけではないので、わかりません。それから、選挙が近いということになれば、まとまって各県連から上がってくるということになると思います。

【共同通信・恩田記者】
 もう一点。幹事長は、先日の「日曜討論」のときにも、井上幹事長代理が不信任案は解散の大義になり得るということを話されて、与党からの発信として解散の大義になり得るということがあると思うが、今回不信任案を出して解散になった場合、それが大義として認められるかどうか。幹事長のお考えを改めてお願いしたい。

【幹事長】
 まず、大義があろうがなかろうが解散してきたのが今までの自民党ですから、大義があるないという議論を幾らしても関係なくやってくるのだろうなとは思っております。それは望ましいかといえば、望ましいことではもちろんありません。何を国民に問うのかということがなければ、単に自分にとって、自分たちにとって有利な時期だというだけで解散するというのは非常に問題だと思っています。
 「日曜討論」で申し上げましたように、600億円かかります。そして、まだ任期の半ばに来ていないという状況の中で、今の時期が、つまり年末が近くなってくると負担増の話が出てくるので、それが出てくるまでにやってしまえというような不誠実な対応というのは取ってもらいたくないなと思います。
 ただ、それに関係なく、やるときはやってくるのだろうと思っていますが。

○「マイナ保険証」「芸能界における性的虐待問題」等について

【フリーランス・小山記者】
 1点目だが、マイナンバー保険証の関係だが、このような不具合が出ていることに関して、事業委託先の選定に問題があったというような、そういったお考えはないか。

【幹事長】
 いろいろな問題があったのだと思いますが、それは必ずしも委託先だけではなく、手続しているのは市町村であったりするわけですよね。あるいは、それぞれの保険者であったりするわけなので、一概にここがだめだったということは言えないと思います。ただ、急ぎ過ぎたことによって対応がどうしてもおろそかになってしまった部分はあるのだろうと思います。

【フリーランス・小山記者】
 うがった見方をすれば、元々外部の方がアクセスできるようにつくってあり、それが何か偶然露呈したような印象も受けるが、それはいかがか。

【幹事長】
 その辺はちょっと私はわかりません。

【フリーランス・小山記者】
 次に、ジャニーズ問題だが、性加害問題再発防止特別チームというのがきのう立ち上がったそうで、会見の動画をちょっと見させていただいたが、この機関は効果的な、よい要素のものだというふうにお認めになるか。

【幹事長】
 基本的には遅いですよね、全体に対応が。もう被害がわかって、私たちは児童虐待防止法の改正を与党にも申し入れたわけです。どうしてそれがぐずぐずと今日まで来てしまっているのかということは非常に問題だと思います。

【フリーランス・小山記者】
 最後に、「日曜討論」で、山本太郎れいわ新選組代表の懲罰動議の件で、議場での暴力は許されないとおっしゃったのは真理だと私も思うが、当該議員は殴ったり蹴ったりということはされていないということで、高井幹事長が反論されたと思う。その場では立憲民主党の主張の味方として彼も動いていたような見え方もある。山本氏特定個人の暴力というニュアンスはもうそこで払拭されたのか。それとも、ご訂正とかはされるか。

【幹事長】
 それは公の場で議論されていくことだと思いますので、私の個人の見方を言うのはいかがかと思いますが、いろいろな映像もありますよね。あれが暴力であるのかないのかというのは、人によって判断は変わるのかもしれませんね。

○統一地方選・国政補選の総括について(2)

【フリーランス・横田記者】
 今発売中の「文藝春秋」に、補選で全敗して辞任を検討した泉代表を引き止めたのが岡田幹事長だと。それに対して、総選挙で辞任必至なのだから今すぐ辞めたほうが党のためにも本人のためにもなるというコメントも載っているが、この事実関係と、そういうすぐ辞めるべきだという声が出ていることについての受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 今はそういう声が出ているというふうに私は認識しておりません。
 それから、補選のときに私はこの場で申し上げたと思いますが、補欠選挙の結果に代表がいちいち責任を問われるのはおかしいと。これは私の持論です。そのことは申し上げました。