泉健太代表は6月16日午前、国会内で会見を開き、「現在、参議院の本会議が開かれ、性犯罪刑法改正、LGBT法、防衛費財源確保法等の重要法案について審議をしている。参院本会議の終了を受けて、緊急の執行役員会を開催し最終的な態度を決める」と述べました。

 国会最終盤にあたり泉代表は、政治課題はたくさんあるとして、「昨日の北朝鮮のミサイル発射」「13カ月連続の実質賃金の低下」「物価高、経済対策」「防衛増税」「社会保険料の引き上げ」「当事者を無視するような入管法、LGBT法案の政府与党の対応」「元ジャニーズの性虐待の問題も当事者に寄り添おうとしない」等の政府与党の対応を指摘し、「国民生活への不安、将来への不安が漂う」と述べました。

 また、マイナンバーをめぐるトラブルについても、「さまざまなトラブルが起きている中で、現行の健康保険証を一方的に廃止していく、かなり無謀、乱暴な取り組み」と指摘し、こういった政府与党に対して、「各政党が信任をするのかどうか問われている」と述べました。

 今国会での政府提出法案(条約を含む)に対する立憲民主党の賛成率は約8割と指摘し、「LGBT法は対案を出した。性犯罪刑事法改正は立憲の修正が実った。旅館業法についても立憲が修正をして可決した」と説明し、「決して、反対ありきの姿勢ではなく、国民生活に必要なものは成立させ、おかしなものについては監視をし、反対する。多くの対案を出すことにも努めてきた」と立憲民主党の姿勢を強調しました。