12月11日、立憲民主党未来世代委員会はオープンイベントを開催しました。未来世代委員会は、環境エネルギー分野で活動する団体の若いメンバーで構成された委員会で、未来世代の視点で環境エネルギー政策を幅広く検証し提言を行っていくことを目指しています。
先月は福島県視察、今月は街頭イベントを行うなど、最近活動を活発化させている未来世代委員会が、立憲民主党所属議員向けにオープンイベントを開催し、現状の活動報告や今後の報告提出に向けての見通しなどを発表して、所属議員と意見交換会を行いました。
オープンイベントには、党からは泉健太代表、長妻昭政調会長、大西健介政調会長代理(筆頭代理)、田嶋要環境エネルギーPT座長、近藤昭一同PT座長代理、山崎誠同PT事務局長、青山大人青年局長、馬場雄基青年局事務局次長が参加したほか、全国各地から自治体議員や総支部長がオンライン参加しました。司会は日本若者協議会・代表理事室橋祐貴さんがつとめました。
当日に参加した未来世代委員会のメンバーは下記の通りです。
奥西夏季さん(大学生)
角谷樹環さん(高校生)
匿名希望(中学生)
黒瀬陽さん(大学院生)
芹ヶ野瑠奈さん(未来委員会委員長・大学生)
室橋祐貴さん(日本若者協議会・代表理事)
冒頭、未来委員会委員長の芹ケ野瑠奈さんがあいさつに立ち、「この半年間、1カ月に2回ほどオンラインで会議を開き、メンバーで話したり、専門家からインプットをもらったりしてきた。今日はまだ報告書も内容も定まっていないが、皆さまと今までの成果を共有し、フィートバックをいただき、反省すべきところは反省していきたい」と話しました。
続いて、未来世代委員会が所属する立憲民主党青年局の局長である青山大人衆院議員があいさつし、「未来世代委員会の皆さま、これまでの半年間、活発な活動をありがとうございました。未来世代委員会のような活動をしている政党は、諸外国にはあっても、日本国内にはない。試行錯誤の面もあるが、われわれ立憲民主党では山崎誠さんが担当となり、期待している。今日は報告ということだが、今後も続くような委員会になるように私も側面から応援していきたい」と述べました。
その後、田嶋PT座長があいさつをし、「未来世代委員会を党内に立ち上げたが、あらゆる場面で未来世代を意識する重要性が高まっている。私たちは意識的に10代20代の皆さまと連携することで、未来を間違いない方向に繋いでいかないといけないと思う。まずは若い世代の関心が強いと世界的に言われる環境エネルギーの部分で取っ掛かりをつくりたい。そしていろいろな試行錯誤の中から、軌道修正も必要かもしれないが、将来私たちの検討している法案にも繋げいけたらと思っている。今日は宜しくお願いします」とあいさつしました。
その後、未来世代委員会のそれぞれの担当から、未来世代委員会の現状の議論に関する報告があり、その後に大西健介政調会長代理から立憲民主党の経済政策、「人からはじまる経済政策」に関しての説明を行いました。
立憲民主党経済政策「人からはじまる経済政策」
https://cdp-japan.jp/visions/economic-policies
大西政調会長代理からの説明を受け、「人からはじまる経済政策」について、参加した未来世代委員会の委員と参加議員の意見交換会を実施しました。
意見交換会では、経済政策に関して「中身が共感できる」、「多くの人に知ってもらうべきで、映画をつくるなどの発信方法を考えた方がいい」、「政治家の方々が学校に出向いて学生に説明する機会をつくった方がいい」などの意見が出ました、中には「抽象的過ぎて、政治がやりたいと思っていることと、国民が知りたいことは隔たりがあると思った」という厳しい指摘もありました。
参加した議員からコメントをいただいた後に、急遽参加した長妻昭政調会長と、泉代表からコメントをいただきました。
長妻昭政調会長
「ありがとうございます。なるほどと思ったのは動画をつくる話。例えば、朝起きて理想の社会に生まれたときに、どういう状況が望ましいのか、という動画のシナリオをつくってもらう。どのような政策があればそういう世の中ができるのか、そういうものを作ると分かりやすい。経済政策物価を上回る年収アップが目標。皆さんが考える幸せ、人生の充実感を感じる社会が望ましい。それはどういうことなのか、政治がお手伝いできるところがどこなのか。政治は、皆さんが幸せになったり、充実した生活を送るための手段だと思う。そういった新しい社会を考えていけたらいいなと思う」
泉健太代表
「今日は皆さまにいい話をいただいた。良いことばかり書いたパンフレットは刺さらない。人を酷使する産業はなくそう、浪費をする産業はなくそう、このようなことを書くやり方もある。欧州では道路に座って車の通行を止める人もいる。立憲民主党は文章ばかりになっていて、もっとビジュアルを見せないといけないと思った。世の中が高度化して複雑化すればするほど、テキストを書いて終わってはいけない。今日の意見交換会で聞いた皆様の意見を党運営にこれからしっかり活かしたい」