衆院議員会館内で3月22日、「第6回マリフォー国会~『結婚の自由をすべての人に』 結婚の平等(同性婚)の実現にむけて」が開催され、立憲民主党からは、西村智奈美代表代行・ジェンダー平等推進本部長をはじめ多くの議員が発言しました。
パネルディスカッションの冒頭では、主催団体から「あなたの党は、法律上同性となるカップルが結婚できるよう法整備をしますか?」と問われ、各党代表が「〇」「△」「×」の札を掲げる場面がありました(冒頭写真)。
立憲民主党を代表して登壇した西村議員は、「立憲民主党は、すでに婚姻平等の法案を提出している。1日も早く審議してもらい成立させるよう、立法機関として意地をみせたい。札幌高裁の判決は、憲法24条について判断を下してくださったことが画期的だった。マリフォー国会への自民党議員からのメッセージも、年々増えている。社会は変わりつつある。最後に国会が取り残されることがないよう、一緒に頑張りましょう」と語りました。
会では、同性婚を認めないことに対して高裁初の違憲判決が出た北海道訴訟等について、弁護団や有識者が分析・解説をしたほか、「早く国会で議論し、同性婚を認めてほしい」と、当事者による切実な訴えがなされました。
ある当事者カップルは、「娘は1歳7カ月。私たち2人が親であることを疑いもなく育っている。しかし現状では国が『あなたたちは家族ではない』と言ってくる。これは残酷。世論の6割は同性婚に賛成。結婚から私たちだけを締め出すのは健全な社会ではない」と述べ、一日も早い法制度のアップデートを求めました。
立憲民主党からは他にも、松木けんこう、小宮山泰子、大串博志、鎌田さゆり、落合貴之、道下大樹、吉田はるみ、屋良朝博各衆院議員、および石川大我、打越さく良、岸真紀子、高木真理各参院議員などが発言を行いました。
松木けんこう衆院議員 「同性パートナーのことを会社にもすぐ言える国にしていきたい」
小宮山泰子衆院議員 「国会が一番遅れている。結婚しようと思える相手に出会うことは奇跡。そこから法律的にも幸せをつかめるように、議員として頑張っていきたい」
大串博志衆院議員 「今回の判決には非常に勇気づけられた。世の中は変わり、仲間も増えている。頑張ろう」
鎌田さゆり衆院議員 「愛している人と所帯を持ちたいことは当然。なんとしてもやっていこう」
道下大樹衆院議員 「立憲民主党は昨年、婚姻平等法案を出した。野党はやる気。あとは与党」
吉田はるみ衆院議員 「同性婚へのYESが全国にこだましている。今こそ国会が動くとき」
屋良朝博衆院議員 「国民の大半が同性婚に賛成。国民の意識と法制度の乖離が続く状態を変えよう」
石川大我参院議員 「当事者の一人として、待ちに待った判決が出た。私たちが結婚をする自由は、24条1項で保障されている。婚姻の自由が認められるまであと少し。一緒に頑張ろう」
打越さく良参院議員 「家族法制の見直しは進めながら、選択的夫婦別姓や同性婚に関しては『国民各層の意見』を持ち出すのはどうかと思う。憲法に沿った改正をしていきたい」
高木真理参院議員 「すべての人が望む幸せを得られますように。そこに何の差別もあってはいけない」