奥村政佳議員が5月13日、参院に初登院しました。4月の衆院補欠選挙に出馬した参院議員の自動失職に伴い、繰り上げ当選となったためです。奥村議員は、大阪府大阪市出身で1978年生まれの46歳。参院では厚生労働委員会に所属する予定です。

 初登院後、記者団から感想を求められた奥村議員は、「気がすごく引き締まる思いだ。この5年間、新聞やニュースで世の中の流れ、政治で何が起こっているかをつぶさに見てきた。自分自身の責任でいろいろなところに関わっていくことはまた違う重みがあると思う。精一杯早く慣れて、早く力になれるように頑張っていきたい」と述べました。

 一番力を入れたい課題については、「(今日に至るまでの5年間)保育士としても働いてきた」と経験を述べた上で、「大変な状況が国政に届いていない。国の真ん中で保育士の待遇改善・地位向上に向け大きな声で叫んでいきたい」と力を込めました。また(横浜国立大学で)台風科学技術研究センターを立ち上げるなど防災に関わってきた経験から、「気象災害に対しても取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。

 最後に政治改革について、「政治資金規正法の与党案だが、まだ自民党側がまとめられていない。すごく歯切れが悪い。信頼される政治やまっとうな政治という意味では、きちんとしていくことがまず政治家としての基本だ。自分は胸を張って、政治活動をしていきたい」と強調しました。