泉健太代表は5月18日、柏市の柏駅東口ダブルデッキで開かれた街頭演説会「あおぞらトークスペシャル!」に参加。本庄さとし衆院議員とともに、集まった聴衆を前に(1)政治とカネ(2)少子化対策・防衛増税(3)解散総選挙・政権交代に向けて――等について訴えました。 冒頭、泉代表は先に行われた3つの補欠選挙について言及し、「有権者の皆さまの投票行動で選挙結果が動くことを実感した」と述べ、次の総選挙では政権交代を実現したいと意気込みました。

■泉健太代表
(政治とカネ)
 泉代表は、自民党の派閥による裏金作りについて「(選挙を戦ううえで)全くルール違反だ」として厳しく非難。処罰対象となる裏金議員が80人以上いる中で39人しか処分されておらず、その中に岸田総理本人が含まれていないと指摘。「総理は(自らの処分については)国民と党員に判断いただきたいと言っていた。次の総選挙で判断するしかないのでないか」と発言し、補欠選挙に敗北したにも関わらず危機感を持たず裏金問題が解明できない現状を一緒に変えるために、立憲民主党への支持を呼びかけました。
 本庄議員について「クリーンであり鋭い知力、追及力を持っている」として、5月20日以降の国会での政治改革の法案審議の場で、国民の声を代弁してくれるのではないかと強い期待を表明しました。

(少子化対策)
 今の日本の現状について泉代表は、非正規雇用の増加に伴い結婚や子どもを持つことが困難になってきていると指摘した上で、(自民党の)3人以上子どもを持つ家庭が対象の大学の授業料無償化について、現状、3人以上子どもがいる家庭は全体の12.7%に過ぎないとして、「そこまで(3人目まで)たどり着けない」と述べ、(少子化対策について)若い世代に焦点を当てて、雇用の安定を見込むうえで雇用の正規化や初任給の引き上げに注力していくべきと、現状の対策よりもさらに手前の段階から支援を行うことの重要性を強調しました。
 泉代表は、政治改革に加え、国民生活を改善するために政権交代を行う必要性があると訴えました。

■本庄さとし衆院議員
 本庄議員は、政治改革と裏金問題について触れ、「組織的・継続的な裏金作りが自民党の中で行われてきた」と批判。本庄議員は政治改革に関する特別委員会に所属しており、5月20日から国会で政治改革の法案審議が始まることを受けて、「この国会の最大の焦点なので頑張っていきたい」と意気込みを語りました。そのうえで、議員本人の責任が問われない現行法について、「このままでは裏金問題や政策のゆがみが変わることはない」と指摘。裏金問題のようなケースでは議員本人も会計責任者と連帯責任を負う仕組みを立憲民主党が提案していることを訴えました。
 現行法の抜け穴について、1万円又は2万円のパーティー券の購入が100枚以上可能なことや、領収書1枚で二階幹事長が50億円を政策活動費として受け取ったことを指摘。「自民党の裏金問題の唯一の解毒剤は民意しかない。皆さんの怒りを一緒にぶつけていこう」と強く呼びかけました。

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