泉健太代表は6月6日、水俣病患者会・弁護団と党本部で面談し、抜本的な解決を求める要請書を受け取りました。面談には、西村智奈美代表代行、川内博史(鹿児島1区)、野間健(鹿児島3区)両衆院議員が同席しました。環境省が5月1日に行った水俣病被害者団体らとの懇談会で、環境省の職員がマイクを切って発言を打ち切った問題を受け、立憲民主党は5月21日に熊本県、6月3日には新潟県を訪れ、それぞれ水俣病患者・被害者団体からヒアリング。患者・被害者の皆さんが求める全面的な解決に向けて、今国会での議員立法の提出をめざしています。

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 面談後記者団の取材に応じた泉代表は、「今回の環境大臣、環境省の対応は本当にひどかったが、長年の患者に対する対応のある種の象徴とも言えるものだった。今回を契機に、もう一度ちゃんと環境省が水俣病と患者に向き合うことになっているのは前向きに捉えたいというお話だった。まだまだ明確になっていないところがあり、今後広範な住民の健康調査などを行いながら、誰一人取り残さず、患者の皆さんを救済するために、われわれとしては患者団体や弁護士の皆さんと協力して法制化を進めていきたい。超党派でも呼びかけて、成立を目指していきたい」と述べました。

 超党派の議論に向けては、マイク遮断問題を取り上げたのが野党でも限定的だったとして、こうしたハードルをどう乗り越えていくかを問われ、泉代表は「患者団体の皆さんも、どちらの立場であっても話をしたいと言われていたので、各党はぜひ、そういった当事者の方々のお話を伺っていただきたい」と要望。また、自民党の環境部会の役員が当事者らと初めて面談したという話もあったことから、「与党側も今回の環境省問題を受けて、真摯(しんし)に向き合っていただける環境になってきたのではないかと期待している」と述べました。

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