岡田克也幹事長は6月25日、定例の記者会見を国会内で開き、(1)東京都知事選(2)安倍派の裏金問題――の2点について発言がありました。

 (1)都知事選の現状について、「蓮舫候補はチャレンジャーであり追いかける立場。都知事選も2週間を切り、これから1日1日が大事だと思っている」と述べた上で、対する小池知事については、「有権者の前で(候補者同士で)意見を交わすのが当然だ。報道各社が討論会などを企画しているようだが、それを避けているとすれば、それは非常に問題がある」と指摘しました。

 また蓮舫候補について、「知名度は十分にあるが、『都知事になって何をするのか』がどこまで浸透しているか。危機感を持ってしっかりと活動していきたい」と述べました。

 (2)安倍派の裏金問題について、「前事務局長の裁判で(パーティー券収入の還付について)注目すべき発言があった。安倍派幹部の国会での発言と違い、安倍派幹部の会合で(還付の再開が)決まったと明確に発言した。安倍派幹部は国会で明確に否定したが、もしそうではないということになれば、これは国会を冒涜している。もし嘘を言ったとなれば政治生命にもかかわるような話だ」と断じ、国会での説明責任が求められると述べました。

 岡田幹事長は、「矛盾が明らかになった以上、この異常事態をしっかりと解決していかないと、政治家だけではなく国会そのものの信頼にも関わる問題だ」と述べました。


岡田克也幹事長記者会見

2024年6月25日(火)15時00分~15時29分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/BdDZeuO8eTg


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○東京都知事選について

【幹事長】
 私からは、冒頭2点。
 第1点は、都知事選挙。
 私も金曜日、少し前になりますが、八王子に行ってまいりました。本当に多くの方が集まっていただいたなと思いました。盛り上がってもいました。蓮舫さんも本当に熱を込めて気持ちよくお話しになっていたと思います。
 ただ、こちらはチャレンジャーなので、追いかける立場なので、もう残すところ2週間を切って、一日一日が大事だと思っております。
 相手の小池さんは、きのうは青年会議所主催の討論会には出られたようですが、今後どうされるのか。テレビ局各社も当然企画をしておられると思いますが、そういうものにちゃんと出てきて、しっかりと有権者あるいは国民の前でお互い意見を交わすのは当然のことではないかと。それを逃げているとすれば、それは非常に問題があると思います。
 それから、相手は現職ですからいろいろな発信の場がありますが、こちらは、蓮舫さんの名前を知らない人はほとんど東京都民でいないと思いますが、まだ都知事選の候補者としてぴんと来ていない人もいるかもしれません。あるいは、特に主張ということになると、何を都知事としてやるのかと、彼女は繰り返し語っていますが、しかし、それがどこまで浸透しているかという問題はあります。
 少し前に駅に立ったときに、割とビラを取ってくれる人が、蓮舫さんが手を挙げたので増えるかと思ったけれども、あまりそういう感じでもなかったと思ったことを思い出しました。危機感を持ってしっかりと活動していきたいと思います。
 私のほうは、あす朝は16区、夕方は7区で、柴田総支部長・松尾総支部長と一緒にビラを配る予定であります。もちろん法律上許されたビラで、蓮舫という名前は書いていないのですが、そのビラを総支部長と一緒に配ると。この投票日までそういったことをしっかりやっていきたいと考えているところです。また、車に乗ったりして街宣活動なども行っていきたいと思っております。

○裏金問題 安倍派事務局長の公判での発言について

【幹事長】
 もう一点は、安倍派の松本事務局長の裁判。ここで非常に注目すべき発言があったということです。
 一つは、報じられているように、8月の幹部4人が集まったところで、議員、幹部の皆さんの国会における発言等とは異なり、ここで(還流再開を)決めたということを明確に言われたということであります。
 私はずっと聞いていて、塩谷さんは若干含みを残した言い方をしましたが、あとの3人は明確に否定されましたので、それがそうでないということになると、もうこれは国会を冒涜している。あるいは、それぞれの個人にとっても、もしそれが本当にうそを言ったとすると、これは政治生命に関わるような話だと思います。
 逆に言うと、自らがしっかり国会に出てきて説明する、そのことが当然求められると思っております。どういう形にするかは今後しっかり党の中でも、あるいは野党間で議論していきたいと思いますが、明らかに矛盾がなった以上、この異常事態をしっかり解決していかないと、政治家だけではなく国会そのものの信頼に関わる問題だと思っております。
 あわせて、あまり報道されませんでしたが、私が非常に問題だというのは、安倍さんが松本さんに、還付について、今のやり方は問題があるというふうに言われたと、松本さんは裁判の場で述べたことであります。
 前から言っていますように、還付そのものは違法でも何でもない。還付をやめるかどうかということでわざわざ集まって議論をする必要はないわけで、やはりその還付が不記載を伴っていたから問題で、安倍さんの問題意識もそこにあったのだろうと私は申し上げてきましたが、今回の松本さんの発言は、還付、今のやり方に問題があるというのが安倍さんの発言で、そして幹部を集めることになったということですから、還付そのものではなく還付のやり方に問題があるということで、したがって、安倍さんも入って集まった幹部の中では当然その不記載の話が話題に上って、だからこそ還付をやめるしかないんだという結論に一旦はなったはずだと思います。
 ここは裁判のやり取りで、当然、やり方が問題あるというふうに安倍さんが言ったということは松本さんは明言されましたので、明らかではありますが、より掘り下げて、しっかりと確認していかなければいけないと思います。安倍さんがそういう問題意識を持って集めたとすると、当然4月の段階で不記載の認識は共有されていたということになるわけで、これまた議論の前提が全く変わってくるということになるのだと思います。


■質疑

○東京都知事選について(1)

【北海道新聞】
 冒頭ご発言があった都知事選について、関連して伺いたい。自民党の裏金問題が、今回の都知事選、幹事長も街頭に立たれているところだが、どういった影響というか余波があるとお感じになられたか、率直に一言いただきたい。

【幹事長】
 調査でも影響があると答えておられる方が多いということなので、当然そのことは影響があると思います。ただ、もっとしっかりと認識していただく必要があると思います。
 私も八王子で申し上げたのは、やはり萩生田さんが都連会長に居座っていて、その萩生田さんが、まさしく裏金問題2700万円。それから(旧)統一教会もありますね。そういう自民党都連と小池知事・候補者ががっちり組んでやっているということを、しっかり有権者の皆様に認識していただくことが大事だと思っています。
 八王子でも申し上げましたが、当時の選挙の大きな争点は、「7つのゼロ」とかいろいろありましたが、政治的な争点は二つだったのですね。
 一つは、やはり都議会自民党が伏魔殿であってブラックボックスだと、これと戦うんだというのが彼女の決意。それが今、完全に一緒になってブラックボックスをつくっていると。8年前の公約はどこへ行ったんですかというのが一つ。
 もう一つは、当時は築地市場の問題が大きな争点になっていて、小池さんは「築地は守る、豊洲は生かす」という非常に巧みな言い方をされたのですが、結局、その守るという意味は市場機能を再開すると言われたのですね。何もそんなことはないわけで、つまり、選挙のときの二大約束がいずれも完全にほごにされている。
 そういう候補者なんだということを有権者に知っていただくということが私は大事だと思っています。

○政治資金パーティーの開催自粛について

【産経新聞】
 別件で、政治資金パーティーの執行部の自粛について伺いたい。泉代表は先週金曜日の会見で自粛について継続中としたが、政治資金規正法改正が成立し、国会も閉会した。いつまでこの自粛を継続するお考えか。

【幹事長】
 まだ、きょうも役員会をやりましたが、議論には出ておりません。したがって、その継続は続いているということになります。

【産経新聞】
 成立をもって、先月の執行役員会の後に発表されたときのぶら下がりで岡田幹事長は、政治改革法案の見通しがつくまでとおっしゃったが、今でも継続している理由としてはどういったものになるか。

【幹事長】
 「法案の見通し」というときに、結局これはゼロ回答だったので、個人献金のところは検討事項には入りましたが、それだけですから、これをどう党として総括するかということとあわせて考えていかないといけない問題だと思います。

○電気・ガス補助金の一時的再開について

【日本経済新聞】
 まず、政府の電気・ガスへの追加の補助策について伺いたい。きょう総理は公明党の山口代表と会談し継続する方針を伝えた。立憲民主党としては5月末に対策を発表されていたが、一度切れて、このタイミングで8月から10月の対策を打ち出す政府の対応について、評価を教えていただきたい。

【幹事長】
 政府が打ち出したのか、岸田総理が打ち出したのか。同じことのようであって、同じことではないと思うのですね。2カ月間、間が空いてしまっているというのも非常に奇妙な感じがいたします。やはり、やるならやる、やらないならやらないということであって、何か国会が終わって総裁選も近づいてきたのでまた復活しますというのは、非常に選挙目当てと。「選挙」は総選挙ではないですよ、総裁選挙目当てと言われても仕方がないのではないかと思います。
 ただ、私たちもこの円安によって諸物価が高騰している中で何らかの対策が必要だということは従来から申し上げてきました。やはり首尾一貫して、だんだん支援を少なくしていくという方向性は間違っているとは思いませんが、また元に戻すだけだと、一体これは何なのかなという気がいたします。

○選挙ポスター掲示に関する問題について

【日本経済新聞】
 話題変わって、もう一点伺いたい。都知事選挙でのポスターの掲示に関して、一部でわいせつな写真が掲載されている問題であったり、本来の選挙の目的とはかけ離れている内容のものが掲示されているという問題があると思う。現行の公選法では想定していないような事態であるかと思うが、現状起こっていることへの幹事長の受け止めと、今後法改正など国会での議論の必要性を教えていただきたい。

【幹事長】
 まず、これは税金の無駄遣いの典型です。そのために掲示板も大きなものを準備しなければいけなかったし、選挙と何の関係もないようなポスターがいっぱい張られてしまっていると。選挙に関してさまざまな公的助成がある、それを悪用しているということです。いろいろな個人がいろいろなポスターを張っているという問題以外に、やはり国会にも議席を持つ政党に関わる政治団体がそれをやっているということは、私は許し難いことだと思っております。
 今後これをどうするのかというのは、これは知事選が終わったところでしっかり議論していく必要があると。もちろん選挙における自由の問題というのは非常に重要な価値で、それに公権力が介入するようなことは極力避けなければいけないという問題はあります。
 この前のつばさの党のさまざまな行動も、私は法案をいろいろ議論するよりも(現行法において)しっかりと取り締まるべきは取り締まるということが重要だと思って比較的慎重な態度を取っていましたが、その後3人の逮捕ということになって、そういう、やるときにはやるんだなということが徹底すれば、ああいう極端なことは起こりにくくなるのではないかというふうにも思うわけですね。
 今回のポスターのは、それで何か警察が動くとか、そういうことにはなりにくい事案なので、やはり法律を改正することも含めて、丁寧に各党間で議論していかなければいけないと思います。
 ただ、ちょっと前なら考えられなかったようなことが起こっていますので、非常に残念に思っています。

○憲法論議について

【NHK】
 話題変わって、憲法改正について伺いたい。岸田総理大臣は先週の党首討論でも条文案の作成を呼びかけたり、会期末の会見では憲法改正の機会を国民に提起するのは政治の責任だと述べている。また、きょうの党会合の中でも、憲法は先送りできない課題の最たるもので、力を尽くしたいと述べている。これまで憲法の議論については国会の中で与野党合意の上で議論が進められてきたが、こうした発言への受け止めをお願いしたい。

【幹事長】
 今までの総理の発言というのは国会のことは国会でということだったと思いますが、あれだけはっきり言われたのは非常に異例だと思います。それならそれで、公の場で総理がきちんと、今の、緊急事態のところを言っているのだと思いますが、そこの必要性も含めて公の場できちんと説明されるべきだと。大事なところは国会でと言っておいて、ああいう党首討論の場でいきなり持ち出すというのは、非常に私は違和感を強く感じたところです。総理もだいぶ追い詰められているのだろうなとは思いましたが、もう少し総理らしく丁寧にやってもらいたかったなと思っています。
 先ほども逢坂さんとちょっとお話しする機会もありましたが、やはりそれぞれの場でしっかりと協議しながら、物事は必要があれば前に進めていくということだと思います。

【NHK】
 関連して、ちょっと最後の部分にかぶるかと思うが、閉会中審査を自民党が提案しているが、これの必要性についてはどのように感じるか。

【幹事長】
 そういったことも含めて、まずは現場で。幹事長が頭ごなしに言う話ではないと思います。

○次期衆院総選挙に向けて(1)

【読売新聞】
 「りっけん政治塾」も始まり、衆院選について候補者の擁立を、これまでも進めていきたいと幹事長おっしゃっているが、現状の擁立状況をどのように見ていらっしゃるか、もう一度お願いしたい。

【幹事長】
 ですから、誰でもよければ、すぐに立てられるのです。やはり自民党と選挙区で競える、そういう可能性がある人を我々としては選んでおりますので、時間もかかっているところもあるということです。
 ただ、もう190名近くまで来ましたので、夏もしっかり馬力をかけて候補者の擁立を進めていきたいと思っているところです。200というのは私たちの当面の目標なので、中身の伴った候補者を200人、何とか擁立するということを第1目標で頑張りたいと思っています。

【読売新聞】
 以前、裏金議員のところには特に対抗馬、選択肢として立てていきたいというお話があったと思うが、その方針は現状も変わらずという理解でよろしいか。

【幹事長】
 かなりもう立っているのですね、裏金議員と言われるところには。我が党だけではなく、国民民主党も含めると、もう候補者は立っています。だから、そこにまた我々が立てるとなると今度は野党間の競合の問題ということになりますので、個別に見ていくと、そんなにたくさんはないのですね、安倍派の議員のところで野党側が立てていないという選挙区は。
 目指すところはありますよ。でも、そこは我々は我々なりの考えがありますので、かなり立てているというふうに認識しています。

【読売新聞】
 数少ない、残っているところも、できる限りいい候補者を見つけて立てたいということでよろしいか。

【幹事長】
 その「残っているところ」という意味が、我が党という意味なのか、野党としてということなのか、どちらかによって答えが異なりますが、野党として立てていないところというのは先ほど言いましたようにかなり限られているということです。そこは懸命に努力していきたいと思います。
 ただ、国民民主党などが立てているところにあわせて立てていくというのは、それは候補者によるのですが、私たちの候補者が非常に強い候補者であればそういうことはあるかもしれませんが、むやみやたらに競合を増やすというのもいかがかなというふうには思っています。

【読売新聞】
 最後に一点。今は衆院選のことだが、来年の夏には参院選もあると思うが、参院選についても同様の考え方という理解でよろしいか。

【幹事長】
 当然そうですね。

○「党代表選」「自民総裁選」について

【共同通信】
 国会閉会と相前後して、菅元総理とか複数の自民党議員から半ば公然と岸田総理に対する批判が巻き起こってきたように思う。先ほど憲法改正のところの質問で、かなり追い詰められているというご発言もあったが、こうした状況をどういうふうにご覧になっているか教えていただきたい。

【幹事長】
 あまりいい姿ではないと思いますね。
 菅さんはともかく、それなりの覚悟を持ってご発言になっていることかと思います。私は、私ならばああいう発言はしないだろうなと思いますが、それはそれぞれの考え方の問題。
 ただ、ほかの人たちを見ると、例えば新潟で、たしか茂木さんが横にいるところで発言したりとか、何か親分を持ち上げる、歓心を買おうとしているような、そういう印象すら受けてしまうのですね。そういうのを許している親分も親分だと私は思いますが、あまりいい姿ではないなと思います。本当にそう思うならば覚悟を決めて言えと思いますね。
 それから、自民党を見ていてわからないのは、要するに5万円に下がりました、パーティー券(購入者の公開基準)が20万円から。それに対する不満、強烈な不満というのが麻生さんや茂木さんにもあるというふうに言われていますね。ほかにも自民党の中にそういうことに対する批判はあると。だから、改革を前に進めろという不満ではなく、進めたことがけしからんという、そういう不満が噴出しているとすると、もうこの党の将来はないなと改めて感じます。

【共同通信】
 自民党総裁の任期は9月ということで、いずれにせよ選挙あるいは何らかの形で総裁が替わるかもしれないが、立憲民主党のほうも9月で泉代表の任期が満了となる。まだ誰がいいとかそういったことは置いておいて、少し先だが、どういった選挙戦あるいは代表選になるのが望ましいとお考えか教えていただきたい。

【幹事長】
 どういう選挙が望ましいかということでこれは決まる問題ではないと思います。ただ、立候補すべき人が立候補して、堂々と、政権構想も含めてお話しになればいいと思います。

【共同通信】
 幹事長としては、現状、泉代表の体制を継続されるほうがいいとお考えになるか。

【幹事長】
 私は幹事長ですので、党内全体の中立的な立場で、どれがいい、あれがいいということは言うつもりはありません。
 ただ、幹事長としてしっかり、党首選挙を行っているときなどは党の実務を預かってしっかりやっていきたいと思っています。

○次期衆院総選挙に向けて(2)

【フリーランス】
 先ほど自民党の党内のことについて言及があったが、そういうちょっと混乱気味の自民党が9月に総裁選をやって総裁を選ぶということだが、いずれにしても、来年の10月に衆議院が任期満了を迎える。幹事長としては次期衆議院選は大体どの辺りの時期が一番濃厚であると見通していらっしゃるか。

【幹事長】
 私も去年はオオカミ少年みたいに言われましたので、解散があるあると言って結局なかったということですが、総裁選直後の可能性が非常に高いと思います。
 したがって、それを前提に、この前の議員総会でも申し上げたのですが、この3カ月いかに過ごすかということが党にとっても大事だし、個々の議員にとっても、自分の政治家人生を考えたときに、やはりここでしっかり選挙区で勝ち切る、そのためのしっかりとした活動をするということは非常に重要であるということを改めて申し上げたところです。
 私自身も、かなりもう既に予定は、お盆くらいまでは入っていますので、しっかり全国を回っていきたいと思っています。

○東京都議補選について

【日本経済新聞】
 追加で一点、都議補選について伺いたい。先ほど都知事選に関しては蓮舫さんもチャレンジャーで追う立場だとおっしゃっていたが、都議補選も国政との絡みも含めて重要視を各党していると思う。立憲民主党は候補者が足立区と品川区と八王子の3人かと思うが、足立区は自民党の亡くなられた前の幹事長が地元だったりする重要なところだが、それぞれの選挙区をどうご覧になっているかが一つと、あと、全体で九つある補選のうち3か所にとどまっていることの評価について伺いたい。

【幹事長】
 都議の補選は都連が中心になってやるべきことだというふうには思っています。
 今回、三つの補選というところは我々候補者擁立を決めていますというか、今2人なのですが、あしたたぶん持ち回り常幹で3人目が決まることになると思います。
補選の難しいところは、それで立てるのはいいのですが、立てた結果、当選すると、議席が増えてしまって、本選のときに共倒れの可能性も出てきたりするということですから、そういうことも含めて考えた結果、現在のようになっているということです。
(※6月25日付の臨時持ち回り常任幹事会にて、東京都議会議員補欠選挙(南多摩選挙区)について、公認を決定)

【日本経済新聞】
 この補選の結果というのは、今後国政でどう、例えば勢いづけるチャンスと見ているのか、どういうような位置づけの選挙として戦われるのか、改めて教えていただきたい。

【幹事長】
 誰が亡くなったり誰が辞められた結果として補選になっているかによっても違います。だから、自民党の方がたくさん当選したからといって、補選前の議席と比べて増えているかというと、それはそうではないかもしれません。
 そういう意味で、補選の意義というのはありますが、やはり知事選なのですね。あとは都議の本選もそんな先の話ではないですから、やはり重要なのは知事選挙であり、そして、都議会議員選挙本選だと思います。

(以上)